九州北部お城ツアー(3)


10/29 8:20スタート、吉野ヶ里へ。初期発掘の南郭から、最近発掘の進んだ北郭まで、名実ともに最大の環濠集落という。環濠を掘った土を外側に積み上げ土塁とし(何故外側に積んだかは不明)、櫓の位置は堀にはみ出させて、横矢の形状になる。櫓の屋根が入母屋の格好良い姿になっているが、一寸疑問。大宰府都城(水城・大野城・岩屋城)を訪城。水城の大土塁圧巻。40mW-13mH-1kmLの大土塁、高速道路の上から実感。これは航空写真に軍配。大野城、大宰府北の防御の為の天智天皇時代の朝鮮式山城、土塁遺構よく残る。百間石垣、緻密に積んだ石垣、(幅50mほど)きれいに見れる。太宰府訪問して、天満宮素通りするのは初めてとガイド感心。(呆れたのかな)
[福岡城]
慶長13年(1608)黒田長政築造。文禄・慶長の役で、加藤清正と共に攻めあぐんだ晋州城を参考にしたという。松木坂門から登城。裏門から本丸へ。桐木坂門桝形の一部に元寇防塁流用の石垣。その気で見るといろんな石垣があるもんだ。本丸に入り天守台へ、鉄門あたり武者登り豪快な造形、俯瞰すると絵になる。西ヶ谷氏の説明によると、この天守台に姫路クラスの五層天守閣があった、秀忠への忠誠の意味で、焼却したと。天守台礎石の解明として納得出来る話だ。南二の丸多聞櫓、何度来ても撮影ポイントなし。祈念櫓、名島門から城外へ、筥崎宮で小早川隆景建立の山門、崇福寺で福岡城表門(山門)見学、福岡城花見櫓、月見櫓は城内移築の為、撤去した後だった。

3日間、古代ー近世城郭を回って、歴史の長さ、古代城郭のスケールを実感した。単独ではなかなか実行できないが 意義有ったと思う。