丸亀城登城記
[登城日] 99/10/2
[所在地] 丸亀市一番町
[別名] 亀山城、蓬莱城
[形式] 平山城   [標高]  66.6m
[築造] 慶長2年(1597)生駒親正、万治元年(1658)京極高和
[遺構]石垣、堀、天守、大手門(一の門、二の門)、御殿表門他
[交通] JR 丸亀駅より徒歩10分
[歴史的背景]
応仁年間に築かれた場所に、慶長2年 生駒親正が高松城の支城として修築万治元年、京極高和が未完成部を仕上げ、南にあった大手門を、北に移し、現天守を築造。亀山の頂部を削平し、本丸、二の丸、三の丸を段々に構築し麓に惣構えを置く 階郭式、輪郭式縄張り。大手門の東西に舟入を付ける。羽坂重三郎の石垣、自分で登って見せて親正の心配を買い、殺されたという。

[登城記]
岡山より瀬戸大橋線で 昼前到着。讃岐うどんの店を探し、釜揚げの昼食。正面北側よりアプローチ、大手門前から反時計回りで、内堀外周を一周。西舟入 海からの直接水運を示す。石垣西面の壮観に圧倒される。資料館に立ち寄り、城郭図、模型を撮影。南西角あたりの石垣構図抜群。南面、土塁堀 続く。初代大手門跡 よく分からず。東舟入を通り、大手門から入城。二の門(高麗門)一の門(太鼓門)かなり広い枡形。見返り坂を登り、本丸へ、まだ暑くて参る。高校の野球部員が走っている。いいトレーニングだ。途中、三の丸高石垣に「石垣の美」という看板。見事な「扇の勾配」実感。本丸北東隅に三層三階の層塔式天守。破風も南北二層に唐破風、東西三層に千鳥破風と控えめ。撮影アングルは三の丸北西隅からの仰角撮影がいい。間近に見ると現存最小の天守という実感だが、大手門の北、内堀外周からは
大きく、貫禄のある姿。屋根の反りの効果か。78年以来の真面目な登城だが、内堀一周で 石垣の豪快さ再認識。独立式天守というが本丸跡に立つと、連立天守でもいいなという感。