名阪国道お城歩き



【亀山城】 亀山公園
02/1/30晴天で、8時半スタート、R163-(伊賀一宮)ー名阪国道で10時過ぎ着。12年ぶりの再訪。天守台に移築された多聞櫓撮影が目的。亀山公園目指す。本丸・西出丸は亀山公園になる。亀山神社北に駐車、本丸は亀山神社になる。
天正18年(1590)秀吉の後北条征伐の際、岡本宗憲が入城し若山城(現若山町・亀山城の北)を廃して、現在地に築城した。秀吉の縄張りとも言われ、複雑な設計になる。石垣の築造技術もかなり高度なものになる。本丸北側の水堀あたり原生林の趣よく残る。本丸南東隅に天守台、当初、天守閣が築造されたが、寛永9年(1632)幕命により、破却されたが、丹波亀山城の間違いだったという。この天守台南東角に正保年間に移築された多聞櫓。鉤型構造、東西北に入母屋破風を持ち風格のある櫓だ。亀山中学校運動場(西の丸)からの高石垣上の南面、堅固な野面積み石垣、絵になる。ベストポイントは北東からの櫓景観、貫禄を感じる。11時になり、R1で桑名に向かう。約50kmの距離だがラッシュで思わぬロスタイムあり、桑名着12時40分。
【桑名城】 九華公園
本丸北の三の丸「七里の渡し」あ たりの駐車場に入る。2時間100円、ゲートのおじさんも大変だ。本丸西堀を歩く。ここから西に入ってゆくと、三の丸石垣がかなりの旧状を残している。本丸南西隅に橋を渡る。この場所に天正15年(1587)一柳直盛の代に伊勢神戸城から天守閣を移築したといわれる神戸櫓台が残る。今は崩れかけた土塁の様相。南東角に辰巳櫓台。寛永12年(1635)松平定勝の代に大改築し北東隅に天守築造。護国神社に入ってゆくと神社裏手に石積みの櫓台がある。場所の見当から見ると、天守台であっても良いのだが、説明板もなく断定できず。13時半頃 、伊賀上野の夕刻に 合わせ、名阪道に入る。14時半上野着、雪がちらつき絶好と思いきや、晴れ上がったり忙しい。
【伊賀上野城】
天正13年(1585)筒井定次 大阪城防備網として築造、慶長16年(1611)藤堂高虎 大坂城包囲網として大改修。昭和10年建造の模擬天守、立派に上野市のシンボルになっている。南東部市役所付近の駐車場に入り、(ここは立派に500円)城代屋敷北からのアプローチ。城代屋敷(筒井時代の本丸)石垣修理かなり行き届き綺麗になる。ここから見る天守東面、落ち着いた絵になる。天守台の北東面も落ち着いてみると豪快だ。北へ降り内堀に沿って西ー南へ歩く。日差しが出たり曇ったりで変化に富んだ天候だが、いつもの南西隅のポイントも、冬場の石垣はどうもアクセントに乏しくいまいちだ。やはり青い草の色のアクセントが欲しい感じ。ベストは早めの初夏だ。斜光の北西端石垣がいい。北馬場にある松尾芭蕉の俳聖殿の建物、雰囲気良し。