西尾城登城記
[別名]西条城、鶴城、錦御丘城
[所在地] 愛知県西尾市錦城町
[登城日] 99/9/9
[形式] 平城
[建造]承久年間 足利善氏 築城というが 不詳
[遺構] 本丸、石垣、堀、復元櫓(平成8年、再建)
[交通] 名鉄西尾駅より 徒歩10分
[歴史背景]
天正18年から、正保2年の間に、本丸に在った三層天守を 二の丸に移したと言われる。その 事由については未詳。
この事は、天正18年(1590)以前に、本丸に天守があったということであり、日本城郭史上 貴重な事である。(安土城建造は1576)
西尾城郭覚え書「享保元年九月晦日写之 竹本匡保」によると、二の丸 総坪数 1543坪
天守閣 高 5丈2尺 但し棟木より石口まで
石垣高 8間2尺 但し水際まで
土間 東西9間 南北7間
一重 東西8間 南北6間
二重 東西4間 南北3間半
三重 東西4間 南北3間半
とあるが、資料館の模型とは やや違っている。
[登城記]
酷暑の中、西尾駅から西に焼く10分歩く。西尾市歴史公園着。本丸の一部のみ残る。鋳(?)石門から二の丸に入る。本丸丑寅櫓の位置
(歴史にいう初代天守の位置)に 三重櫓が復元されている。これは、西尾城郭覚え書 に基ずき復元されたという。木造、黒板壁のこじんまりとした造り。一階には入れるが二階はシャットアウト木立に囲まれ、撮影ポイント限られる。姫の丸跡に資料館。三層の天守模型初期望楼型の破風なしの素朴な造り。覚え書きとは違っている。資料館裏から 櫓東面 見通せる。