三河・尾張お城歩き(2)



[挙母城(七州城・桜城)]
R248で北上途中、地元お奨めの「かに本舗・豊田城」に立ち寄る。大きな入母屋破風をもち貫禄あるが、道路向かいからは電線だらけで勿体無い。豊田市美術館めざし、駐車場へ。豊田東高あたりから七州城域だろうが、南西隅の二層櫓のみ見る。西面に切妻破風をもつ整然とした櫓。市役所めざして歩く。桜城址、明和2年(1765)内藤政苗が造った陣屋の隅櫓台が残る。きれいな打込みハギの櫓台で上辺8.7mあるという。R153で足助に向かう。
[足助城(真弓山城)]
足助7城の一つといわれ、15世紀後半に鈴木氏築造のものを平成2年から発掘調査して建物復元したという。当初、飯盛山に復元しようとしたが、県史跡の規制の障害で、フリーな真弓山にしたようだ。15時前に着いたが、災害復旧工事の為、休城の立て札。(00/12-01/3)幸い、立入り可能状況で難なく入城。北腰郭から本丸に登り、城郭見渡す。柿葺きの高櫓・長屋、質素な建物でまずまず。流石に、工事中の西郭には行けず。本丸で工事監督に注意され、潔く(殆ど目的達成で)下山する。入城料(300円)パス。R153に降り、町役場、資料館で資料集めて、香嵐渓、香積寺へ、飯盛山麓の居館跡で、雰囲気充分な石垣。香嵐亭泊。
[小牧城]
2/108時発、小牧着10時前、搦め手口駐車場から、本丸(小牧市歴史館)へ、散歩の市民大勢。館内の小牧城店主模型、織田当時の雰囲気充分。大手口方面に下り、横堀・土塁を眺めながら下山。かなり原型留めているようだ。信長時代か、合戦当時のものかは判らない。竜泉寺に向かうが、やや誤報あり、尾張旭の城山公園に立ち寄る。立派な模擬天守あり。ここは「野外趣味活動センター」となっていた、ついでに昼食済ませる。
[竜泉寺] 弘治3年(1557)織田信行築造
庄内川の南岸崖上にあり、(100mhはありそう。)現在墓地になっているが、この崖を利用した縄張、充分に推定できる。伽藍奥に、天守閣風の宝物館、ここも本日休館で通せんぼになっているが、本堂から、一寸失礼して戸締りを開けて、中庭に入らせてもらった。緑の瓦の一寸貫禄有る天守閣。秀吉の「一夜堀」は現在道路の辺りだろう。
[清洲城]
永禄年間(1560頃)信長が整備、拡充し、信雄の時代に城下町も尾張最大になったという。慶長15年(1610)
名古屋築城・清洲越しで、小天守が名古屋戌亥櫓として移築されたよう。旧城地(五条川向かい)は現在清洲公園、古城跡として、きれいに整備されている。
3日間、9城のツアーも先輩の協力で予定通りに終了し、感謝の思いだ。長篠の南西端の景観、本証寺、竜泉寺の城郭伽藍、足助香積寺の石垣が記憶に残る。