竜王山城登城記

城 名  竜王山城         攻城日  1999.2.23         所在地  奈良県天理市柳本
様 式   山城            交 通  車で、R169 天理市勾田より 天理ダム越え で竜王山頂上まで 約40分
標 高  北城 521M,南城 585M
歴史的背景
    1532年頃、十市遠忠が、砦を 大改修し、ほぼ現在の姿に    遠忠は、大和平野(国中)、大和高原(東山内)を画する竜王
    山で、国中の支配、山内への逃亡を繰り返した。    永録11年、秋山氏に制圧され 放棄する。
    城跡は、南城と北城の間に 300Mの地山を残し、築城の    時期と性格に違いがある。
見聞録
    2/23 朝からの好天で、念願の登城。途中の喫茶店で道を確認し、山道を、やや迷いながら走る。踏み外したら、
    助けは 望めず緊張。
    南城は、階段でつながる連郭式山城。本丸址は竜王山の頂上に位置し、大和平野を一望できる(写真1)。大和三山を眼下
    に見下ろし、素晴らしい光景。本丸址には、礎石がパラ パラと認められる。(写真2)
    北城は、規模は南城より大きく、西の防御に重点を置き、山上の連郭部が、山内側(東)を迂回する道でつながる。
    南虎口(写真3)は、突き出し土塁による 二重の食い違いになっており、かなり工夫されている。本丸への道に、所々、石
    垣の跡。(写真4)本丸址はやけに広い。礎石らしいもの、埋もれ ているのか、殆ど目につかず。
    南虎口のやや西側に馬池の跡、形状よく残る。大和随一の城として、往時を彷彿とさせる。