竹山城登城記
[登城日] 1999/5/9
[城郭名] 竹山城
[所在地] 岡山県英田郡大原町下町
[建造] 新免氏 1360年以前
[形式] 山城
[遺構] 郭、石塁址
[標高] 430M,比高230M
[歴史的背景]
作東から因幡にぬける 旧因幡街道を見下ろす 430Mの山城。応任の乱 時、美作守護 山名政清が 京都に上った隙に
赤松政則が攻略、ここを拠点にした。明応2年(1493)新免貞重 入城。天文23年(1554)尼子晴久の美作侵攻で、
ほぼ、占拠される。慶長5年(1600)関ヶ原の合戦に宇喜多勢として参戦、敗れて、新免宇貫は筑前に逃れ、黒田長政に
仕え竹山城は廃城となる。
[登城記]
大原町宮本武蔵邸そばの親戚から、車で約10分。搦手から登城。頂上の郭まで、道路整備されている。城郭は東西に長く東から 大手ー太鼓丸ー本丸ー馬場ー西の丸ー坊主丸と連郭式縄張り。大手からは、街道を広く見渡せ
搦手(坊主丸)は急峻な山岳。本丸(360u)は、発掘の実施もなく、礎石も見当たらず。太鼓丸、西の丸はテレビ、通信アンテナに占拠され、無残。西へ約300M 歩き、坊主丸へ、南に堀切、北斜面に石塁の址認める。土塁の形状も認められ、昔日の俤残る。町史跡に指定しているが、保存状態悪い。