やまびこ・つばさ お城紀行(2)

[白石城]
10/4 パシフィックホテル白石、窓から天守見えるが、苅田病院の看板まとも。8時スタート、西へ約1km
白石高校の登校生と一緒に歩く。厩口門跡から登城。本丸北面から半周、三の丸大手方向から本丸登郭。
約100m四方の郭。巽櫓跡、裏御門跡、未申櫓跡はっきり認識できる。東北隅に天守(三階櫓)、白漆喰塗り
三階に火灯窓、高欄を回す優美な姿。建物内部の資料は全く無かったという。管理のおじさんが強調したのは
「白河を反面教師にしてしっかり作った」柱は吉野杉、化粧材は青森桧葉、山陰の松丸太、赤杉を使う。
櫓三階からの大手門桝形俯瞰(当時の大手門は二の丸東の位置)、凝った造りで桝形を狭める。天守台西・北面
蒲生時代の野面積、片倉時代の打込みハギ混在。歴史探訪ミュージアムへ、城郭模型、本丸模型に見入る。
白石城御披露目の(片倉時代)時の会席膳展示に興味あり、豪華な会席料理だが、あまり驚くような食材は
なかった。11時前、福島へ移動。つばさで上山へ。
[月岡城]
かみのやまおんせん駅から10分歩き、上山城へ、温泉客目当ての模擬天守。蔵王・出羽関連の展示館。
この最上階から、月岡城跡よく見渡せる。裏山が本丸跡、土塁、空堀よく認められ、模擬天守、駐車場あたり
二の丸だろう。城郭図展示も無くよく判らず。早々に山形へ移動。
[山形城]
山形14時半到着。「ビユー」でホテル予約。何故か満員で汚いビジネスホテルになる。チェックインして
10分歩き、東大手門着。平成3年復元の豪快な枡形門。一の門(高麗門),二の門(櫓門)、多聞櫓を連結
した門、大阪城大手門の多聞櫓に匹敵。予定通り、撮影は明朝にして、本丸へ、本丸大手門復元工事中、本丸
堀も復元するか。一般展望台を作りオープンな工事現場。夕暮れ迫り、南大手門、西門(搦め手門)、北門
と歩く。桝形石垣完全に残り、特に西門の風情よし。二の丸西側に天守代用の三階櫓があったという。
10/56時20分スタート、東大手門撮影に出る。東に雲の固まりがあり、やや光量不足で、JR線路脇に入り
暫く待ち。雲の切れ間に何とか撮影。東外堀沿いに南下、南門に立ち寄る。このあたりの土塁、横矢掛かる。
9時10分つばさで米沢へ、快速べにばなで2時間乗り、新発田へ
[新発田城]
時間に追われ、タクシーで新発田城へ、本丸南面。蓮の生える南堀に面して、本丸石垣。切込ハギの奇麗な
石垣。櫓門(雪の湿気を避け、白黒瓦の海鼠壁)から本丸へ、本丸内自衛隊基地。櫓門、隅櫓公開している
堀に沿って、南・西面へ、隅櫓、昭和34年に二の丸から移築。この位置鉄砲櫓があった。漆喰、海鼠壁の
二重櫓。角度を変えて何枚か撮影。あとで写真を見ると、南に傾いている。石垣の歪で、修理の必要あり。
新発田市にメールで問い合わせ中。
13時37分の特急で約束の東京へ。
慌しいお城歩きだったが、圧巻は山形西門桝形、白河の桜門石垣、白石の大手門桝形、寿太さんにお世話になり
いろいろハプニングもあったが、楽しい3日間であった。