吉田城登城記
[別名] 今橋城 [所在地] 愛知県豊橋市今橋町
[登城日] 99/9/9
[建造] 永正2年(1505)牧野古白 、 天正18年(1590)池田輝政(照政)
[形式] 平城
[遺構]本丸、二の丸、堀、石垣、復興櫓
[交通] JR、名鉄 豊橋より 市電で三つ目市役所前
[歴史的背景]
豊川、朝倉川合流地点 丘陵に牧野古白が築城。以来、東三河の要衝として今川、武田、徳川ら戦国武将の攻防を経て、天正18 池田輝政が入封し15万2千石に相応しい拡張、整備を行った。背後に豊川を控え本丸、二の丸、三の丸を配し、堀が同心円状に囲む、半輪郭式の後堅固の縄張りをもつ。特に、背後防備に 腰郭を置き、石垣も高く強化している。輝政は整備未完のまま、姫路に移封しその後歴代城主は中小藩士で、未完成のまま、今日に至っている。
[登城記]
豊橋駅から 市電で 約10分、市役所前下車。このアプローチ、熊本と同じスタイルで 情緒あり。本丸南御多門から本丸に入る。本丸郭の打ち込みハギの石垣、空堀、よく整備保存されている。辰巳櫓跡ー東御門跡ー入道櫓跡ー北御多門跡を巡り、鉄櫓へ、昭和29年復興の感じのいい三層櫓。中には入れない。北御多門から、腰曲輪に降りる。しっかりした石垣残る。東に歩くと、空堀も。北西部が 撮影ポイントだが、立ち木に埋もれ未達。市役所13階に登るが、まだ、木立に遮られる。ベストポイントは、晩秋の豊川越えのポイントだろう。落ち着いた城跡で 好感度高い。