佳江のページ

浄土真宗の勉強 


私は、尼川の妻 佳江です。平成7年3月に、30年余の公務員生活を卒業し、専業主婦4年目になります。義母が、奈良市内の浄教寺に参詣を始め、持ち帰った「法雷」誌を、手に取り読み始めた時、驚きました。唯一行、一句で真実が述べられているのです。(勿論、ごく浅い理解ですが)それ以来、「法雷」誌を、味読させて頂いて居ります。毎月発行の「法雷」誌に「稲垣瑞剣法師の詞」がありますので、これを、イメージで、アップしていきます。易しい言葉が使ってありますが非常に難解です。ご一緒に味わっていきましょう。


巻頭言              瑞劔
我等のいただく信心は、胸三寸の中におさまっておる小さな信心かと思うたら、そうではなくて、法界にみちみちた宇宙心とも云うべき如来の法界心、即ち無碍の佛智が、私の心に、南無阿弥陀佛という本願招喚の勅命の一本線となって、感応道交するのである。
かかる尊い信心なるが故に、広大無辺にして、法界にあまねく、法界をつつみ、無量劫の末かけて滅することなき大信心である。法界を動かす力がある。
又大信心は、横超の大菩提心であり、佛心であり、光寿二無量の正覚の功徳力である。されば大信心は自分がいただく信心なれども、尊くて、勿体なくて、お敬いせずにはおられぬ。此の信心(信)すなわち南無阿弥陀佛(行)である。されば聖人は、
「専ら斯の行に奉へ、唯斯の信を崇めよ」(本典総序)
と仰せられた。