『交渉人』

98年・米

監督:F・ゲイリー・グレイ 脚本:ジェイムズ・デ・モナコ

出演:サミュエル・L・ジャクソン/ ケビン・スペイシー /デイビッド・モース/J・T・ウォルシュ

99.7.8.THU

劇場

交渉人というのは誘拐や立てこもりなどの事件で人質がとられている時に人質の生命優先に

事件解決のため犯人と交渉する人のことです。

サミュエル・L・ジャクソン扮するダニー、ケビン・スペイシー扮するクリスは共に腕利きの交渉人。

ダニーはある警官汚職事件絡みの殺人事件の犯人として疑われたことから警察の人間を人質にとり

警察署に立てこもります。

ダニーは交渉人として顔見知りのクリスを指名したことから二人の交渉人としての命懸けの駆け引きが始まります。

ダニーがクリスを指名したのはもちろん同じ署内での汚職事件の真犯人を捜すため。

ダニーはクリスと交渉しながら真犯人を割り出そうとしているのです。

相手から情報を聞き出すために繰り広げられる攻防戦。

理詰めは嫌いと言う人でもこの映画には引き込まれてしまいます。

この映画は本当に「映画」って感じでした。

任侠物を見た後映画館から出てくる人がみんな肩を怒らせて出てくるように、「交渉人」を見た後

みんな解説員になってしまうのです。

それにしてもサミュエル・L・ジャクソンはいかにも!

だけどケビン・スペイシーの超おやじぶりも見物です。

ネルシャツに防弾チョッキ。寝間着のトレーナー。

どれをとってもここまで「普通の人」になれる俳優はいない!

T町の住人のおやじの方がまだかっこいいかもと思わせてしまう素晴らしい演技!?でした。

☆☆☆☆

                                           


  ケビンおやじすぎる・・・