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多重知性


 知性というものの性質について人間が昔から考えて来たことを、最近の研究はすべて打ち砕いてしまった。ハワード・ガードナーらは七種類の知性を区別している。人が現実について学んだり理解したりするのに、七とおりの違ったやり方があり、いずれも全人類に共通だというのだ。七種類のほとんどが西洋の文化と教育を支配してきた考え方を超えるもので、「知能テスト」 が測定できるものをはっきりと超えている。自分の力でできるのはここまでだと信じてしまうことが、知性に限界を生じてしまう唯一の原因だということも、今では分かっている。
 七種類の知性とは、つぎのものだ。
言語的知性 ―― 書きことばと話しことばを扱う。話しをすることやものを書くこと、事実を記憶すること、詩などを通じての学習と知識。
論理的・数学的知性 ―― 数や記号、図形を扱う。観察し、推論をまとめ、仮説を定式化し、演繹することなどによる学習と知識。
視覚的・空間的知性 ―― イメージや映像を扱う。視覚芸術、想像によるイメージ、色々な視点や方向から対象を心に描くことなどによる学習と知識。
visual/spacial

身体的・運動的知性 ―― 身体と運動を扱う。身体を使った活動や動きなどによる学習と知識。
音楽的・リズム的知性 ―― リズムと音のパターンを扱う。音楽、リズム、自然音などによる学習と知識。
musical/rhythmic

人間関係的知性 ―― 他の人との言語的・非言語的コミュニケーションを扱う。一対一の関係、集団の関係などによる学習と知識。
内的知性 ―― 自己とその精神的リアリティという内的側面を扱う。自己反省、メタ思考(思考そのものを思考する)、直観などによる学習と知識。
  ――(レイジア D 『七種類の知性』 ホーカー・ブラウンロー教育、1990 による)


URL: http://www.kcn.ne.jp/~gauss/holos/intelligences.html
開設:97/02/04・最新変更:97/06/25