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世界社会フォーラムに
10万人が参加

www.kcn.ne.jp/~gauss/jsf/wsf3.html

2003年1月26日


「 もう一つの世界は可能だ」 という合言葉で新しい世界像を模索する人々が世界中から 集まる第3回 「世界社会フォーラム」 が、ブラジル南部リオグランデ = ド = スル州の 州都ポルト = アレグレで、1月23日に開幕しました。午後、準備会議が開かれ、その後、 アメリカのイラク攻撃に抗議して、ポルト = アレグレ市内で数万人のデモ行進が 行われた模様です。討議は24日〜27日の4日間行われ、28日は閉会式です。

英ガーディアン紙の報道では今回は約10万人が参加し、有名な活動家チェ = ゲバラの娘 アレイダ = ゲバラも加わっているそうです。これは第1回の2万人、第2回の5万人を大きく 上回っています。これまで3回続けてポルト = アレグレで開かれましたが、 次回の第4回はインドのニューデリーに移ることになりました。

このフォーラムは固定した組織ではなく、世界中の志を同じくする人々が自由に参加する 集まりで、スイス・アルプスにあるダボスという村で開かれる 「世界経済フォーラム」 に 対抗する性格のものとして開催が始まりました。しかし現在では対抗勢力の意味を超えて、 金融資本主義が支配する現在の世界に代わる新しい世界を作り上げる勢力と いう意味を持ち始めています。

フォーラム全体の主なテーマは次の五つ。

民主的で持続可能な発展
原理と価値──人権、多様性、平等
メディア、文化、支配に抗して
政治権力、市民社会、民主主義
民主的な世界秩序──軍事化に対する戦いと平和の促進
24日のAFPによると、ブラジルの新大統領ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ (ルーラ大統領)が演説しました。
「ポルトアレグレの世界社会フォーラムに参加するのは三度目です。このあと、もう一つの世界が 可能であることを示すためダボスに行きます。ダボスはポルトアレグレのいうことに耳を傾けなければ なりません」 と語り、さらに 「富裕国と貧困国の差を縮めるために世界条約が必要です。新しい千年紀の 始まりにあたって、多くの人々が食べられないというのでは、どうにもなりません」 と話しました。

またAPによると、参加したサンパウロの金属工業労働者は、グローバリゼーションは 「植民地主義の新しい呼び名だね。先進国はエレクトロニクスのようなきれいな工業で食ってるがね、 途上国は環境汚染を起す工業で働くしかないんだ。かれらがいいとこ取りをして、 おれたちには一番わるいところが残っているということですよ」 と語っています。