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あらゆる焼却炉の禁止を盛りこんだ
カリフォルニア州アラミーダ郡
ごみ減量・リサイクル条例


原文   

第4条 確認と宣言

 アラミーダ郡の住民はつぎのことを確認し宣言する。

1) 環境に悪影響をあたえる製品や使いすて製品の消費がふえると、 天然資源を浪費し、大量のごみを生みだす。その大半は環境に ダメージをあたえるようなやり方で捨てられる。そうして究極的には 未来の世代を痛めつけることになる。

2) 「ごみ」 とか 「廃棄物」 という言葉を使うこと自体が、ごみを出す のがあたりまえとする態度から来ていて、それを強化する結果に なっている。このような言葉であらわされる物質は、天然資源として の価値をもっているので、燃やしたり埋立てたりせず、むしろリサイ クルすべき 「不要物」 として扱うべきである。

3) アラミーダ郡で発生する不要物の少なくとも90%は、近隣の郡で 発生する不要物と同じように埋立てられている。湾岸にある埋立 処分場の処理能力は今後25年以内に使いはたされる。しかし 新しい処分場の建設はどんどん困難になってきており、費用も かさむ。不要物の処分方法として、埋立は長期に持続可能な方法 ではないし、環境にとって安全な方法でもない。

4) ごみ焼却は資源の節約・減量という点でお粗末な方法である。焼却 炉は再生利用できる天然資源を浪費し、温室効果ガスを排出して 地球温暖化を助長するし、有毒物質を発生して環境を破壊する。

5) ものを捨てない人はいないから、不要物を捨てることで生じる問題を みんなで解決する必要がある。環境問題を解決する方法を発見したり 作りあげたりするには、彼女・彼ひとりひとりが自分自身のはたして いる役割に気づき、行動を変えていくことが必要である。そういう行動 の変化を通じてだけ、持続可能な消費も可能になるし、不要物の処理 法も確立する。そして生物圏が回復することも可能になる。

6) 州政府が定めた目標を確実に達成し、個人の行動が変わるのを支援 するため、包括的なごみ減量とリサイクルの計画を提供する責任を、 郡政府は郡内の各都市、衛生組合と共有する。

7) このリサイクル計画を実施するための資金を得る方法として、埋立 処分場での処分に課金することがもっとも望ましい。

第14条 焼却の禁止

 アラミーダ郡内ではいかなる焼却炉を運転することも非合法である。 また、焼却炉の所在地にかかわらず、排出される焼却灰・焼却残渣をアラミーダ 郡内に埋立てることも禁止される。
 [訳注: 第15条の「定義」の項によると、医療廃棄物の焼却は例外として認めている]


http://www.kcn.ne.jp/~gauss/waste/alameda.html