道路交通環境に対する意識の違い

道路交通環境に対する意識の違い

道路交通環境の改善のため、排気ガス等の削減は重要です。
日本においては、交通渋滞の解消に関する取組が良好な環境を創造するものと考えられています。
環境先進国においても以前は同様に考えられていましたが、現在では大きく変わってきています。すなわち、交通渋滞の解消というレベルでなく、環境保護のため、必要な時しか自動車を使用しないような一歩進んだ街づくりが進められています。

たとえば、市街地中心部において、駅・商店街には、一定の駐車場を確保していますが、その他はあまり存在しません。市役所・ホール等の公共施設には小規模の駐車場があるだけです。
一般家庭ですら、駐車場の許可制の街もあります。

中心部においては、車を排除しようとする流れがあり、パークアンドライド方式の活用により、中心部の駐車場を廃止し郊外に移転しています。また、既存道路を縮小・規制することにより、歩行者専用道路や自転車道を整備し、快適な居住空間づくりが進められています。

環境先進国では、中心部において自動車がスムーズに流れる状況であっても、環境への影響を重視し、あえて必要な場合以外は車を利用せずに、自主的に公共交通や自転車等を利用しているのが実状です。

余談になりますが、このような状況であっても、自動車の走行距離は減っていますが、所有台数は増加しています。すなわち、車の必要性は十分認識しているものの、日本と違い、どうしても車が必要なときのみ利用していることを表しています。

日本においても、交通渋滞の解消だけでなく、車の利用そのものを減らすなど、より高い次元での道路交通環境づくりを目指す必要があります。