道路の構造に関しては、沿道の騒音等の予測とともに、周辺の自然、地形、地質、気候、動植物の状況を調査した上で、いくつかの素案の中から最適な工法を選んでいます。
<築堤>
広い道路空間が確保でき、堤には植栽を植えることが可能です。沿道住民の理解も得やすく、土地代も都市の中心部を除いては比較的安く、建設費は平均すると遮音壁より経済的です。
最近では、堤の施工に建設残土を利用しており、資源のリサイクルという点でも積極的な活用が望まれており、もっとも一般的な工法として用いられています。
<遮音壁・急傾斜壁>
また、築堤ほどでなくとも多少の用地に余裕があるときは、わずかながら急傾斜壁が用いられています。表面は石積みや木柵による植栽等で施工されていて、遮音効果を確保しつつ、周辺の景観に配慮しています。
<低騒音舗装>
排水性舗装は、騒音を低減する効果がありますが、通常の舗装に対して高価であり、また、現在のところ耐久性が低いことから、施工にあたって大型車の多い個所では使用していません。
<防音窓>
沿道において、遮音壁等を施工しても、騒音基準が達成されないときは防音窓等を設置する必要が生じます。
この場合、新設道路に関しては、道路建設側が措置を講ずることとなります。
また、既存道路に関しても行政側の補助制度があり、環境基準を遵守するよう指導しています。