リニアモーターカー(トランスラピッド)

リニアモーターカー(トランスラピッド)

トランスラピッドについて(H8資料)

日本において現在研究が進められていますが、既にドイツにおいても、統合を機に東西の交流を促進するため、ベルリン−ハンブルク間において世界初のリニアモーターカーの建設計画が進行中です。

1991年に計画が提案されましたが、大規模なプロジェクトであるため、官民一体となって計画(Planning)会社、軌道建設(Guideway)会社、運営(Operation)会社の3社による役割分担を行い、慎重に進められています。
<事業概要>
・ルート 延長:ベルリン−ハンブルク間  292km
・停 車 駅:5駅(HAMBURG(2),SCHWERIN,BERLIN(2))
・最高速度:430km/h
・所要時間:1時間
・事 業 費:89.77億DM
・運 営 費:2.41億DM/年
・車  両:6両編成(500席)
・事業計画:計画着手1994年、ガイドウェイ建設1998年、営業開始2005年


リニアモーターカーは、次の点で自然等への影響が少なく、環境にやさしい次世代の乗り物です。
・磁力により空中に浮揚した状態で走行するため、特に加速時を含め騒音が小さい。
・磁力の影響がきわめて少なく、周辺の住民及び施設への影響がない。
・既存輸送手段に比べ、エネルギーは30%少なくなる。
・急勾配での走行が可能なため、トンネル・橋梁等が少なく、自然への影響が小さい。

ルートの選定にあたっては、経済性とともに、環境問題を重視しており、周辺状況を調査し、十分な時間を費やしています。
この作業においては、地形・地質・気象等の条件を考慮しつつ、動植物の保存区域・公園建設予定地を除いた中から建設可能領域(Corridors)を限定しています。
そして、この限定した区域について、動植物の調査を行い生息状況を把握しています。
これらのデータをもとに、行政側だけでなく、民間企業、環境保護団体の意見を聞きながら、各種計画との整合性を図りつつ、アウトバーンや既存鉄道個所を考慮し、適切なルートを選定しています。


ハンブルク市の取組み

リニアモーターカー運行時、利用者を円滑に分散誘導するため、市内において2個所の駅を建設する予定です。
ハンブルク中央駅は、鉄道等公共輸送機関利用者を対象とし、アクセス機能を向上を図ることとなっています。
一方、郊外のアウトバーン沿いに建設するムールフリート駅は、駅に隣接して大規模な駐車場を建設し、パークアンドライド方式による車利用者の利便性を図ることとなっています。