大谷山 伽耶院

踊る巫女の世界 新西国霊場巡礼

大谷山 伽耶院
御宝印
御詠歌播磨路や 伽耶のみ寺の 花の庭 てらすは法の 光なりけり
宗 派本山修験宗
本 尊毘沙門天
開 基法道仙人
開創年大化元年(645)
住 所〒673-0513 兵庫県三木市志染町大谷
入山料一名につき草ひき十本
駐車場無料
巡礼日平成11年 6月13日

伽耶院案内

 当山は大谷山伽耶(がや)院といい、今を去る千三百有余年前の大化元年(645)、法道仙人を開基とし、孝徳天皇の勅願により建立されたのをそのはじまりとする。

 平安中期には堂宇数十、坊塔百三十余坊と記され、花山上皇の行幸を得るなど隆盛を極めたが、秀吉による三木城攻めの兵火及び慶長十四年の失火により全山焼落ち、現在の諸堂はそれ以後の建立である。

 古くは大谷山大谿寺、或いは東一坊として記録にあらわれ、伽耶院の称号は天和元(1681)年にインドの仏陀伽耶(ブダガヤ)にちなんで、後西上皇から賜ったものである。
中世以降、聖護院末の修験寺院として活動を続け、江戸時代には天台系山伏を統率する五院家の一つとして修験界に威をふるった。
現在も十月十日には各地から二百余名の山伏が参集し、近畿地方では最大の規模を誇る採燈大護摩が行われている。

(伽耶院案内より)

本堂(重要文化財)


 内陣と外陣とを格子戸と欄間で分けた典型的な密教寺院の姿である。
 外陣入口には唐獅子と牡丹の欄間を飾り華麗な極彩色をほどこしている。安置されている毘沙門(重要文化財)は藤原末期の優作である。

(案内板より)


伝慶長十五年(1610)

(伽耶院案内より)

鎮守三坂明神社(重要文化財)


 三間社流(ながれ)造こけら葺きの建築で、当山の鎮守三坂大明神を祀る。
 正面の虹梁(こうりょう)蟇股(かえるまた)及び側面の懸魚(けぎょ)等は江戸初期の様式を示しており、本堂と同期のものと考えられる。

(案内板より)


伝慶長十五年(1610)

(伽耶院案内より)

多宝塔

開山堂
行者堂
二天堂
仁王門

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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