一乗山 家原寺

踊る巫女の世界 西国四十九薬師巡礼

一乗山 家原寺
御宝印(薬師如来)
御詠歌みたらしや いずみのはすの うらかぜに なみもみのりの こえやたつらん
宗 派高野山真言宗
通 称家原の文殊さん、知恵文殊
本 尊知恵文殊、薬師如来(薬師堂本尊)
開創年
住 所〒593-8304 大阪府堺市家原寺町1丁33 (周辺地図
拝観料300円
駐車場無料
巡礼日平成11年 9月 5日

一乗山 家原寺

 奈良時代の名僧行基は、*内で伝道と社会事業を推し進め、農業生産を高め、人々から「菩薩」と呼ばれていた。
彼は一生の間に49の寺院を建てた。そのはじめは、慶雲元年(704)自分の生家を寺としたのが、この家原寺である。実家を改造した程度の寺であったが、天平2年(730)頃には、立派な伽藍となったらしい。

 本堂の前面に池を配した、いわゆる臨池伽藍となったのは、平安時代以降と考えられ、現在この境内は、大阪府指定の文化財とされている。

 行基が灌漑利水の施設を多く作り、農業生産の向上を指導したことなど、その出身と事業を描いた、家原寺所蔵の「行基菩薩行秋絵伝」三幅は、国の重要文化財に指定されている。

 当寺の本尊は、文殊菩薩で左右に釈迦・普賢をまつり、特に本寺は、知恵の文殊として、入学等の祈願文を落書きすることで有名である。

 また毎年、1月15日に行われる左*長まつりは「家原のとんど」として知られている。

(堺市)

三重塔
三重塔
 
 
 
 
 
金堂(文殊堂)
金堂(文殊堂)
薬師堂
薬師堂
やまももの木と三重塔
やまももの木と三重塔
 
 
 

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