小塩山 勝持寺

踊る巫女の世界 西国四十九薬師巡礼

小塩山 大原院 勝持寺(花の寺)
御宝印
御詠歌 み仏の 瑠璃の光の 花の寺 めぐみもひらく ときにあふかな
宗 派天台宗
本 尊薬師如来
開 山役の行者
開創年白鳳八年(679)
住 所〒610-1153 京都府京都市西京区大原野南春日町1194 (周辺地図
拝観料?円
駐車場無料
巡礼日平成11年 5月 9日

花の寺 勝持寺
 
 当山は、京の西山連峯の麓にあって、小塩山大原院勝持寺と呼ぶ古刹であります。
白鳳八年(西暦680年)天武天皇の勅によって神変大菩薩役の行者が創建したのが始まりで、延暦十年(西暦791年)に伝教大師が桓武天皇の勅を奉じて堂塔伽藍を再建され、薬師瑠璃光如来を一刀三礼をもって刻まれて本尊とされました。

 承和五年(西暦838年)仁明天皇の勅によって塔頭四十九院を建立されましたが、応仁の兵火に遭い、仁王門を除きすべて焼失しました。
現在の建物は乱後に再建されたものであります。

(花の寺 勝持寺 冊子より)

不動堂
不動堂
不動堂

 弘法大師が平安の始め、眼病になやむ人たちのため、不動明王に病魔退散を祈願されたところ、霊験あらたかでありました。
よって石不動明王を刻んで岩窟中に安置されたと伝えられています。
以来、諸病平癒の不動様として信仰されています。

西行法師
 鳥羽上皇に仕えていた北面の士佐藤兵衛義清が、保延六年(西暦1140年)当寺に於て出家し西行と名を改めて庵を結び、一株の桜を植えて吟愛しておりました。
世人はその桜を西行桜と称し、寺を花の寺と呼ぶようになりました。

高遠閣から朝霧のたなびく眺望は一幅の絵のようで、境内の花木は梵字に映えて床しく咲き、秋の紅葉はまた陽に映えて捨て難き景色となります。
法の鐘は小塩山の峯々を静かにわたって響く静寂の境、花の寺勝持寺であります。

(花の寺 勝持寺 冊子より)

仁王門
 応仁の兵火を免れた仁寿の旧講を残す当寺最古の建造物であります。

 歌枕瀬和井の泉冴野の沼はともに境内にあります。

 謡曲西行桜及び小塩は当山を主題としたものであります。
瀬和井の泉
瀬和井の泉
西行桜
西行桜

(花の寺 勝持寺 冊子より)

本堂
本堂
瑠璃光殿
瑠璃光殿
鏡石
鏡石
魚藍観音
魚藍観音

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