- 不動堂
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不動堂
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弘法大師が平安の始め、眼病になやむ人たちのため、不動明王に病魔退散を祈願されたところ、霊験あらたかでありました。
よって石不動明王を刻んで岩窟中に安置されたと伝えられています。
以来、諸病平癒の不動様として信仰されています。
- 西行法師
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鳥羽上皇に仕えていた北面の士佐藤兵衛義清が、保延六年(西暦1140年)当寺に於て出家し西行と名を改めて庵を結び、一株の桜を植えて吟愛しておりました。
世人はその桜を西行桜と称し、寺を花の寺と呼ぶようになりました。
高遠閣から朝霧のたなびく眺望は一幅の絵のようで、境内の花木は梵字に映えて床しく咲き、秋の紅葉はまた陽に映えて捨て難き景色となります。
法の鐘は小塩山の峯々を静かにわたって響く静寂の境、花の寺勝持寺であります。
(花の寺 勝持寺 冊子より)
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