着せ替え人形について

 小さな頃から着せ替え人形が好きでした。私のお人形はただ一つ、誕生日に買ってもらった、髪の毛がポニーテールで、寝かすと眼を閉じるお人形でした。友達と一緒のリカちゃん人形が欲しかったのですが、洋裁をしていた母が、あんな小さいのは服が作れないから、と買ってくれませんでした。

 この母のお陰で、私のお人形はとても衣装持ちでした。普段着からドレスまで、それぞれの季節毎に作ってもらいました。テーラーカラーのオーバーコートさえ持っていました。

 そんな中で一番記憶に残っているのは、自分の服とお揃いで作ってもらったピンクの花柄の夏服。それと毎晩パンツ一つで寝かせていたのに、ある朝起きると、ネグリジェを着ていたことです。あまり美しい色とは言えないくすんだピンク色の裏地でできたネグリジェでしたが、とても嬉しかったことを覚えています。

 母とは違い洋裁を習ってはいないので、凝ったものはできませんが、小さな子にお人形をあげるときは、必ずパジャマを付けるようにしています。

 お人形をあげた女の子も、年齢が上がり学校へ行き出すと、友達と一緒に遊べるリカちゃん人形なんかを買ってもらい、リカちゃんやジェニーの洋服を作ってくれと言い出します。リカちゃんの人形は小さくて作るのが面倒ですが、ジェニーの服はずいぶんと作りました。バザーに出すときもいつもジェニーの洋服です。ジェニーを買ってもらったことも買ったこともないのに、ジェニーのスタイルブックを見かけるとつい買ってしまいます。

 私が人形作りをしていると知って「これ、人形の服にどう?」と、布地やレースなどをくれる友達がいます。もらうのは嬉しいのですが、「どんなのできた?」とプレッシャーがかかります(^^;)。編み物が全くできない私のために、セーターを編んでくれた友達もいます。

 色んな友達を巻き込んでの人形作りも、二年ちかく前に姪たちに作ったのを最後に中断中です。画像の追加は当分なさそうです。画像が4枚足りないのが気に入りませんが(^^;)。

 最後に、つたない作品、さらにつたない画像のギャラリーを見ていただき、本当にありがとうございました。


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