タイトル

House of Cards
著者Peter David
ISBN0671013955
シリーズ NFR #1
分類フィクション
形態Mass Market Paperback
出版社Simon & Schuster
出版年July 1997
概要新しい艦、新しい艦長、新しい任務

連邦の歴史が始まって以来、セクター221-Gは、冷酷で軍国主義のThallonia人によって支配されてきた。Thallonia人はセクター内の他の種族をひどく厳しく支配していると言うこと以外にはほとんど知られていなかった。
 今、Thallonian帝国が崩壊し、かつて帝国が支配した星系は混沌と化した。昔の恨みが表面に出た。小規模の独裁者たちがが恐ろしい武器を支配していた。世界が一つまた一つと無秩序と内部崩壊へと向かった。この危機の調査と支援のために連邦は航宇艦の派遣を迫られた。
 派遣されるのは改修されたばかりのAmbassadorクラスのU.S.S. Excaliburであった。指揮するはCalhoun Mackenzie艦長。乗り込むのはTNGからの懐かしい数名を含む連邦艦にかつて乗った中でもっともダイナミックな新しいクルーたち。
 Calhoun艦長やU.S.S. Excaliburのクルー達と一緒に奇妙な新しい世界を探検し、新しい生命や文明を求め、人類未到の地を果敢に旅しよう!

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by (智)

今回特別に本の一番最初に掲載されている一部抜粋を訳してみました。今までで一番カークに近い艦長、と言われる意味が何となく分かると思います。
 「Calhoun ?!」 ピカード艦長のオフィスでJellico提督は驚きを隠そうともしなかった。「Calhoun ? Mackenzie Calhounのことじゃないだろうな?」
 「まさしくそのCalhounです」泰然自若としてピカードはお茶をすすった。「彼は間違いなく非常に優れた士官です。今までで最も優れた士官のひとりです。そしてこの指揮にぴったりです」そう言って指で理由を数えあげはじめた。「彼はこの宇宙域に詳しい。彼の母星XenexはThallonian前線のすぐ近くです。Thallonian帝国が崩壊しつつあるということは、惑星がお互いに戦争を始めると言うことです。誰かそれをまとめ上げることができる人物が必要です。Calhounの強さと手腕が今まで以上に必要とされています」
 「やつは予断をゆるさん」Jellicoは言った。
 「状況もまたそうです。ぴったりじゃないですか」
 「やつは一匹狼で、トラブルメーカーで、・・・」
 「この特別な状況下では、Calhounが最有力候補であることははっきりしています」
 「艦長席にカウボーイを座らせようというのかね」Jellico提督が言った。
 「その通りです」ピカード艦長は答えた。「何しろ、これはニューフロンティアですからね」
U.S.S. Excaliburはまだ発進していません。科学士官候補のヴァルカン人女性が自宅で背後から何者かに武器を突きつけられたところで終わっています(^^;)。ちゃんと4冊揃えてから読み始めましょう。
 メインキャラクターの人物紹介、Calhounが艦長に選ばれるまでのなりゆきがメイン。
 20年前のピーカード(既に禿げている)が、ジャック・クラッシャーと一緒に出てきます。スポックも出てきます。