カーク艦長は殺すことを余儀なくされたゲーリー・ミッチェルの葬儀に参列するために地球に戻った。弔辞で何を言えばいいのか思いめぐらす中で、彼が初めて友人の助け無しで行わなければならなかった時のことを思い出した。数ヶ月前のことだ…カークはナビゲーターのゲーリーを連れ、USSエンタープライズの指揮官になったばかりだった。カークは友人のよい感覚とアドバイスに依存するようになっていた。だが、経歴の中で初めてクリンゴン人と対決した時、ゲーリーは捕虜に取られ、カークから切り離される。今、若き艦長はほとんど知らない男、スポックと言う名のヴァルカン人に頼るほかなかった。