概要 | | その剣は、ロムランにとって権力、伝統、誇り現す究極のシンボルだった。それは、ロムラン星間帝国の元老院に置かれていた。ドクター・マッコイが反逆罪で裁判に掛けられた日までは、何世紀もの間、大切に、手を触れられることなく―そしてロムラン星自体に対する大胆な攻撃の間に、両方が盗まれた。 今、その侮辱に復讐し、不倶戴天の敵に対し面子を守るため、帝国は何としても剣を取り戻そうとしていた。連邦に対する彼らの使節は、剣の返却とマッコイの逃亡に関し、宇宙船エンタープライズを手助けしたロムラン人反逆者の引き渡しを要求した。 もし外交上の駆け引きが失敗した場合、ロムランはクリンゴンと連邦を交戦させるよう策略していた。 そのような危機的状況の中、宇宙船エンタープライズは、中でも最も重要で不確定要素を担当する事になった。逃亡者のアエル、彼女の盗まれたバード・オブ・プレイ、そして彼らが運んでいる剣を。アエルは間違いなく船と剣を彼女の敵をくじく為に使おうとし、彼女が始めた危険なゲームに手を染めるに違いない。だが、それは彼女を恐ろしくよく知る連邦の宇宙船艦長、ジェイムズ・T・カークが注視する中で行うことになる…。
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