スター・トレックでもっとも愛されたキャラクターの背後に秘められた驚異の話
映画『スター・トレック 未知の世界』の後の出来事。スポックの母、アマンダ・グレイソンが臨終を迎えていた。スポックはヴァルカンに戻りサレックとめったにない親交の機会を楽しんでいた。しかし、アマンダの病気が悪化する中、サレックは任務に駆り出される。それは再び父と子の間に軋轢の種を蒔くことになった。だが、直ぐにサレックとスポックは対立を忘れて力を合わせなければならなかった。サレックが生涯を通じて成り行きを監視してきた、連邦を崩壊させようという遠大な計画を挫くために。
同時にこの長編小説の中で、〈エンタープライズ〉のクルーはクリンゴン帝国の心臓部へと向かう。そこにはカーク艦長の最後の血縁者が連邦を分断し、征服するための戦闘の駒として捕えられていた。サレックの助けを借り、〈エンタープライズ〉のクルーたちは全てが見かけ通りでないことを学ぶ。連邦の崩壊を防ぐ前に、彼らは隠れた敵、今までに敵対した中でももっとも陰険で凶悪な敵を見極めなければならない。
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