2012年の山旅 (1月〜6月)


天理・竜王山

【登 山 日】 2012年1月6日
【コースタイム】長岳寺11:14…不動石仏12:00…柳本竜王社12:35…竜王山頂12:45〜13:00…長岳寺14:05


天理教本部「お節会」のお雑煮を頂いて、満腹して山へ向かう。「干支の山」、おまけに土曜日なので、車を置く余地があるか心配していた長岳寺の駐車場は意外にもよく空いていた。柿畑の間を登り、山門から800mで山道になる。砂袋を積んだ掘割状の道、落ち葉に埋もれて滑りやすい急坂、木の階段道などが交互に現れ、岩盤の露出したところも何か所かある。不動の石仏から少し平坦になり、再び断続的に400段ほどの階段を登る途中で断続的に4パーティ、合計20人以上の人が下ってくるのに出会う。タイミングよく頂上には全く人影がなかった。二上山の右に「ボンヤリ白い瀬戸大橋が見える!」 と♀ペンは言うのだが、視力の弱い変愚院には「そういえば見えるような気がする」といえる程度である。しかし、西側正面に金剛、葛城から二上山に続く山並み。その下の大和盆地に島のように浮かぶ大和三山、箸墓、景行陵、崇神陵などの古墳群と素晴らしい展望を独占できた。ベンチに腰を降ろしてコーヒータイムにしたが、あまりに風が冷たく身体が冷えてきたので頂上滞在15分で下山にかかる。落ち葉で滑りやすい道で気を遣ったが下りは早く、14時過ぎ長岳寺に帰る。短い時間ながら満足できる山歩きだった。 


金剛山

【登山日】 2012年1月10日 
【コースタイム】天高彦神社 09:35 … 高天滝09:45 … ダイアモンドトレール出合 11:57 … 一の鳥居12:03 … 葛木神社 12:15 … 国見城址 12:30〜13:25 … 天高彦神社 15:05
 

風もなく暖かな朝。スノータイヤに履き替えていないので、ゆっくり家を出て郵便道を登る。32Lのザックで完全な冬山装備できたのに、青空からさんさんと陽が降り注ぎ汗ばんでくる。標高800mを過ぎると雪が出てきた。久しぶりに10本爪を持ってきたが、左足後部の金具が壊れていた。昨日の点検がいい加減だった報いだが後の祭り。適当に何とか括り付けて歩き出す。最後の急登り、500段の階段は足元がぐらぐらして捗らず、颯爽と登る♀ペンの後をよちよちとペンギン歩き。ようやく登り切ってダイアモンドトレールに来ると、左の靴の踵が外れてずり落ちそうなのが、なんとかアイゼンの靴台で引っかかっている。この登山靴も久しぶりに引っ張り出したので点検不足、手入れ不足だった。一の鳥居にくると湧出岳の方からくる人で急に賑やかになる。国見城址でガスコンロで湯を沸かし昼食。風もなく青空から陽が降り注いで、ジャケットを着ていると暖かすぎるほどだ。その代り霞んで展望は今一つ。雪ダルマの展覧会場のような城跡で1時間遊んで同じ道を下る。靴の踵が外れているので雪が少なくなるまでアイゼンを付けて歩き続けて、いよいよ外そうかと思ったとたん、木の根に爪をひっかけて大きく前に倒れた。幸い服を汚しただけですんだが、アイゼンを外すと登山靴の右の踵裏も剥がれていた。落ちていた紐で片方は縛り、ペッタンペッタンさせながらゆっくり下る。天気が良過ぎて樹氷は見られなかったが、青空と雪のコントラストが美しかった。ちょっとしたトラブルも、いい思い出になるだろう。



能勢竜王山

【登山日】 2012年1月22日 【メンバー】SRC
【コースタイム】 駐車場所 9:20 … 才ノ神峠 09:57〜10:00 … 竜王山 10:32〜10:40 … 宮峠 11:10 … 牛ノ子山 11:57〜12:20(昼食)…チンジンさん 13:10 … 駐車場所 13:35


SRCの例会に参加。昨夜は丹波篠山渓谷の森公園(猪村の近く)のコテージでボタン鍋で飲む。今朝は能勢町の長谷川沿いに北上。山の斜面を切り開いた美しい棚田が広がる長谷集落の道脇に駐車。かなり勾配のある舗装路をヘヤピンカーブを繰り返しながら登って、約30分で六つの道が集まる才ノ神峠に出た。峠に立つ石の道標は寛文十一年(1671)のもので能勢町指定文化財である。当時は市街道として交易、有馬への湯治などで人の行き来が多く栄えたという。東へは三草山登山口の標識がたち階段道が続く。西の斜面を捲き10分で竜王山の登り口にきて道を離れ、北西に疎林の尾根を登る。枯葉や木の枝を踏んで苔むした岩がいくつも転がるところにでて、やがて山頂の大岩に着く。三角点は見当たらず、植林の中で展望も全くなかった。山頂部の北端に鉾を立てたような尖った石に竜神信仰のものと思われる小祠があった。牛の子山へはしっかりした登山道が北に続いている。やや狭い尾根の下りで507.4mピーク、さらに抉れた道の急な下りで十字路の中心・宮峠に降り立つ。峠から緩い登りでさらに北へ進む。道は尾根をほぼ等高線沿いに捲くように続き、無名の峠を経て小広いピークの450.8mの4等三角点を持つ「牛の子山」に立つ(地図には記名なし)。今朝から初めて腰を下ろしてランチタイム。午後は無名峠から東に下り「チンジンさん」へ向かう。山仕事の人は山名を知らず、「この上の山」というと「昔は年寄りを生き埋めにしたという伝説のあるとこや」と恐ろしいことを言った。登りつくと林の中で何の変哲もないピークで、すぐに反対側に下山。暗い植林帯を抜けると、民家の横を通って長谷川沿いの道に出た。


河内・飯盛山

【登山日】 2012年2月19日 
【コースタイム】 四条畷(近鉄バス)09:33…小楠公御墓所09:40〜09:45…四条畷神社10:00〜10:10…二の丸廓址10:45〜10:50…飯盛山11:00〜11:20…竹林コース入口11:30…野崎城址12:00〜12:05…野崎観音12:20〜12:30…野崎観音前(近鉄バス)12:35


懐かしい故郷の山である。商店街の突き当りにある小楠公御墓所へ参拝をすませて、すっかり様相の変わった商店街を正面に見える飯盛山へ。高校の帰りに寄った喫茶店、成人したあとでよく行った立ち飲み屋…なじみの店が一軒も残っていないのが淋しい。東高野街道(国道170号線)を渡り鳥居を潜って広い参道を約600m、両側に続いていた筈の松並木はところどころに面影を残しているだけ。新しい住宅が目に付く。鳥居を潜り階段を登ると左手が境内で、南向きの社殿の主祭神は楠木正行、弟正時以下一族の将士24人を配祀している。神社南端から山に入る。笹原の中に続く旧登山道は「法面崩壊のため通行禁止。新登山道を…」の表示がある。左手斜面の造成中の梅林から雑木林をジグザグに登る踏み跡に入る。すぐにしっかりした登山道なり、神社の登山口から35分で格好の展望台に出た。南北の尾根上に並ぶ飯盛山城遺構のうち北端にあたる「二の丸廓」の一角である。見渡すと大東・四条畷の市街地の向こうに大阪のビル群。遠く六甲から北摂にかけての山々が霞んでいる。昔に比べると周囲の建物が増えたので、母校を探すのにやや手間取った。二の丸御体塚廓を下ると小さな石垣が残り、ここから先が本丸になる。三本松廓、蔵屋敷廓と少しづつ登っていき木の階段を登ると展望台がある。一段上が本丸高櫓廓のあった山頂で、楠正行の銅像が立っている。314.3mの三角点は周囲を探したが見つからなかった。南ヘロープの下がっている急坂を鞍部に下り、舗装路を登りかえしてFM送信所を過ぎると南丸、城の入口「虎口」で城跡は終わる。少し先の広場でコーヒータイム。
 大東の杜ハイキングコース「竹林コース」を下る。美しい竹林、清らかな流れ沿いの道から再び山道に入り、観音峠の標識で展望台に登ってみる。展望広場には「野崎城址」の表示があった。飯盛山南西の尾根上にあり、眼下に東高野街道を見下ろす軍事上の要衝であったらしい。展望台のある廓の下にも二つの廓址があり、それぞれ展望が良い。眼下にかって学んだ小学校(今は統廃合されてコミュニティセンターへ衣替え中)、その向こうに大東市街、さらに向こうには「なみはやドーム」や大阪のビル群が見える。最後の廓址には九重石塔が立ち、すぐに野崎観音境内の鐘楼横にでた。お染久松の墓前の池の畔にウメの花が綻び始めていた。山門を出て参道を下り、懐かしい故郷の低山歩きを終えた。


二上山

【登山日】 2012年3月22日 【同行者】猪花光男
【コースタイム】 道の駅・ふたかみパーク当麻 10:00 … 二上神社 10:13 … 雄岳 11:10〜11:20 … 雌岳 11:45〜12:15 …岩屋 12:25〜12:30 … 裕泉寺 12:50 …道の駅 13:15

二上神社に参拝して、猪よけの柵を開いて登山道に入る。下山してくる人たちと挨拶を交わしながら、ゆっくり登っていく。いろいろ話しながら登ったお蔭でまったく疲れずにハシゴ場を過ぎ、頭上に雄岳の頂上が見えてくる。大津皇子墓地を拝み、雄岳の葛木座二上神社に参拝。峠から久しぶりに岩屋に下り、じめじめした道を裕泉寺へ下る。帰りに傘堂を見に行って、右の車道を下ったので厳島神社、高雄寺の前に出てしまった。かなり東寄りになるが、途中で大和三山などを望む景色のよいところを通り思わぬ儲けものだった。二上山にはこれまで登る機会がなかった猪花さんにも「ガイド付きで良かった」と喜んでもらえ、楽しい山歩きだった。


葛城山

【登山日】 2012年4月19日 【同行者】猪花光男
【コースタイム】 石筆橋 10:20 … 中間ベンチ 11:05〜11:15 … 頂上 12:15〜12:30 … キャンプ場 14:00 …石筆橋 15:30


Iさんと二人で葛城山へ花を見に行く。空は真っ青に晴れ上がり、国道を跨ぐ橋のたもとには名残のサクラが美しく咲いている。水場で喉を潤してゆっくり登り続け、中間点のベンチで一休み。杉林を抜けて、尾根の左に沿う水平な道になる辺りからショウジョウバカマが見られる。植林の手入れのお蔭か、以前に比べて格段に数が増えている。弘川寺への林道と分かれ、右の涸谷沿いに登る。左手の斜面にはずっとショウジョウバカマの大群落が続く。上部にくるほど蕾が多。まだまだ花の時期は続きそうだ。長年の保護活動のお蔭で、山頂付近でもカタクリの数が年々増えてきている。写真に収めて山頂で昼食。午後は自然観察路のカタクリを見に行く。前々からなじんできた楽しい道だが、道の両脇に黒いロープが張られ、やたらに「立ち入り禁止」の標識がある。これまでしなければ自然が守れないのかとちょっと淋しい気がする。しかし花の数も多くなり、遠目からではあるが十分に観賞することができた。途中から右に見える階段道をダイアモンドトレールに向けて登る。ショウジョウバカマと同様に今年は花の時期が遅れていて、これからもまだまだ楽しめそうだ。下りも同じ天狗谷道を帰る。いつもより、ゆっくりと山上で花を愛でることができて楽しい一日だった。


金剛山

【登山日】 2012年5月8日 
【コースタイム】天高彦神社 07:20 … ダイアモンドトレール出合 09:20 … 一の鳥居09:25 … 湧出岳09:35…大阪府最高点09:50…ロープ駅10:30… 国見城址 11:10〜11:40…葛木神社 11:50…一の鳥居12:00 …天高彦神社 13:30


高天の滝を右に見て山道に入る。正月に来た時よりさらに整備されて歩き易くなった道を登る。30分ほどで最初の急登を終える頃からイカリソウが現れた。登るにつれて次々と美しい花が現れる。イカリソウだけでなくチゴユリやカンアオイ、ツクバキンモンソウ、いろんなスミレの類と、レンズを向けるのに忙しい。ゆっくり写真を撮りながら休まずに登る。黄金色のヤマブキが咲き乱れる横のやや荒れた道を登り、再び傾斜が緩むと500段の階段登りになる。50段目の下にある湧水で喉を潤すために立ち止った後は快調に登り切って、ダイアモンドトレールに出る。高天彦神社から2時間かかって一の鳥居着。今日は花を見るのが目的だし時間もたっぷりあるので、久しぶりに左に折れて湧出岳に向う。湧出岳1112.2mの一等三角点で記念写真を撮り、「大阪府最高地点 1053m」から「ちはや園地」に入る。シャクナゲの花はもう枯れかけていたがヤマシャクヤクやシャクナゲが歓迎してくれた。香楠荘前の広場から南の方を見ると、雲の上に山々が浮かんで幻想的な感じだった。ロープウェイの方に下る道にはミヤマケマン、ミヤマキケマン、ミヤマカタバミ、シラネアオイと高山の花が続き、特に圧巻はヤマブキソウの大群落だった。ロープウェイ駅横の満開のボタンザクラを見て葛木岳の方に歩く。いつもの仁王杉からの参道に合流して行者堂の前に下る。十三重石塔を囲むように咲くニリンソウは期待通りに花盛りだった。国見城址の満開の金剛桜の下でお弁当を食べる。正午、一の鳥居に帰り元の道を下る。始めてルイヨウボタンの名を教えて貰う。いつものバタバタ山行と違って、久しぶりに山頂で2時間半を過ごして、始めての花やお馴染みの花にたくさん出会えた。二人とも十二分に満足して家路についた。


葛城山

【登山日】 2012年5月23日
【コースタイム】 駐車場所 07:00… 中間ベンチ07:50〜08;00…頂上08:40…ツツジ園(発)09:45…中間ベンチ 10:20…駐車場所 11:05


今年は開花が遅れたのでまだ咲き残っていると聞いた葛城山のツツジを見に行く。先月は色んな花が咲いていた天狗谷沿いの道も今は昨日の雨でたっぷり露を含んだ緑の雑草が生い茂っているだけ。全く誰にも出会わないのでのんびりマイペースで、その代り水場でも休まずに中間ベンチに着く。T字路で左へ林道を分けて、右へ涸れ沢沿いに背丈の伸びたショウジョウバカマの群落の中を登る。ロープ駅からの道に合流すると急に人が増えた。それでも広い頂上には、ほんの数人の人影だけ。今日も遠くの山々や大和三山はぼんやり霞んでいた。ツツジ園は多くの人で賑わっていた。残念ながら一目百万本といわれるツツジ園の主役・朱色のヤマツツジは殆どが盛りを過ぎて色が褪せかかっている。モチツツジはまだ蕾も多く、ツマグロヒョウモンが遊びに来ていた。ダイトレを登り返す途中のミヤマツツジは今花盛りだった。しばらくベンチに座ってコーヒータイムのあと、元の道を膝をかばいながらだったが、休まず下る。天候に恵まれた上、体調もよくいいトレーニングができた。


茅ヶ岳

(かやがたけ 1704m)奥秩父山地の西南部、山梨県北杜市と甲斐市にまたがるコニーデ型火山。形が八ヶ岳に似ているため「偽八ツ」と呼ばれて混同されることもあった。山頂の眺望が良いことでも知られ、1971年3月、日本百名山で知られる深田久弥が登山中に脳卒中で亡くなった山でもある。

【登山日】 2012年5月26日 
【コースタイム】 深田記念公園駐車場 07:00…大明神林道 07:30…女岩 08:15…女岩コル 08:50〜09:00…深田久弥碑09:10…茅ヶ岳09:30〜10:20…千本桜分岐10:35…林道11:45…深田記念公園12:00〜12:10…駐車場 12:15


昨夜お世話になった清里高原・ねむのきペンションから饅頭峠近くの深田記念公園駐車場には1時間足らずで着いた。関西のナンバーはわが車だけのようだ。真っ青な空の下、雨に洗われた緑が清々しい。舗装の大明神林道を横切ってまた広葉樹林に入る。なだらかな傾斜も道幅も変わらない道が延々と続く。苔むした岩が目につくようになると両側から尾根が迫って沢筋となり、道幅も次第に狭ばまってやっと山道らしくなる。ニリンソウの大群落が何カ所あった。ゴロゴロした岩が混じる道になり勾配が強まるとコース唯一の水場「女岩」手前に出た。ジグザグに登りだし女岩を下に見下ろすようになって、いったん水平な道を行く。まだ蕾のハシリドコロの大群落がある。ブナ林の中の急な登りが続いいて稜線に出た。駐車場を出てから初めて腰を下ろして休憩する。尾根道を左に登り「深田久弥先生終焉の地」の碑の前で偉大な先達の霊に手を合わせる。大きな岩の間を急登すると頂上が近い。岩の下にびっしりとイワカガミが咲いていた。山頂に立つと、これまで樹木で遮られていた視界が一気に開けて周囲一面遮るものがない。北に金ヶ岳の南北二峰が間近く見える。その左肩の八ヶ岳はぼんやりと霞み、南にひときわ高く見えていた秀麗な富士も次第に雲に隠れていった。北東には中央に金峰山、左に瑞牆山、右に国師岳と奥秩父の山々が並んでいる。西には左から北岳、仙丈岳、甲斐駒ケ岳と続く南アルプス。雲が多くなってきた上に、だんだん人が増えてきたので滞在50分で頂上を後にする。西へ登路と並行する形のやや急な尾根を下る。けっこう急な長い下りで登ってくる人も少ないようで、僅か1パーティに出会っただけだった。太陽が昇り高度が下がるにつれて次第に暑くなった。汗を拭きながら歩き続けて林道に出る。正午ちょうどに深田記念公園に着いた。しばらく休んでいると山頂で話した青年と会い、一緒に駐車場に帰る。日曜日の駐車場はぎっしりと車で埋まり、大型のバスも止まっていた。青年の話では、朝私たちが登った同じ道を下ったが、バスツァー40人もの大パーティに出会ったそうだ。半日の登山ながら、素晴らしい展望、美しい花々、いい人たちとの出会いと、多くの思い出ができたことに感謝して茅ヶ岳を後にした。


交野山

【登山日】 2012年6月8日
【コースタイム】傍示峠P 09:05…交野山09:30〜09:35…白旗池09:55〜10:00…国見山10:40…白旗池11:05… 傍示峠P 11:35


枚方大和郡山線は古くは「傍示越え」と呼ばれて、平安時代には現在の交野市にあった八葉蓮華寺の僧兵たちが利用した道といわれている。府県境の峠を越えた広い駐車場に車を入れて、谷間の道から尾根に登る。30分足らずで観音岩と呼ばれる二つの巨岩がある交野山頂に立ち、すぐに反対側に下る。ゴルフ場道路を横断して白旗池へ。しばらく周辺をうろうろして国見山へ向かう。陽射しが強く、早々に退散。反対側の展望台にも登ってみたりして、しばらくこの辺りもうろうろ。帰りは少しゴルフ場専用道路を歩かせて貰って交野山の尾根に登り、ハナウツギの咲く駐車場に帰る。去年より一週間早いので開花状況が心配だったが、行程中の数カ所でピンクや白のササユリに出会った。この日、近畿地方にも梅雨入りが発表された。家に帰るまで雨に遭わずに、美しい花たちに出会えて幸いだった。


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