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Sakura コザクラインコ

















昨年秋ごろから眠っている時間が増え、飛ぶより歩いて移動することが多くなって、衰えが感じられた。紙切れを腰に挿して籠に運ぶこともやめた。糞もすっきり落ちないでおしりの羽根にこびりつく。籠から出してもすぐに傍の誰かの肩や掌で眠り込む。11月、12月にはときどきクックッとしゃくるような鳴き方が見られたが、それが収まると普通に餌を食べ水を飲む。一度、糞に血がまじった。また鼻水のような症状も出て、一晩こたつで添い寝をして過ごしたことがあった。
冬場はパネルヒーターを鳥籠のそばに置いて夜間通電するのが定まりだったが、この冬は籠の中に巣箱を置き、毎日カイロを入れるようにした。昼間、日の当たるときに籠を出窓に置くと巣箱から出て日光浴をする。年が明けて状態は落ち着いているように見えたが、やはりクックッとしゃくる。2月の初めにまた出血があった。
2月13日(水)、午前・午後のフリータイム(籠外活動)など、いつも通りの一日を過ごし、夜9時過ぎ鳥籠に入れて風呂敷の覆いをかけてまもなくのこと、クックッと鳴き声がして巣箱から出た。止まり木から落下、もがくような脚の動き、籠から取り出したがまもなくこと切れた。
2000年10月21日にひな鳥で我が家に来て以来12年3カ月余り、家族の一員だった。  (2013年2月 記)


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