HomePage > Nachlasse > Lemkes sel. Wwe.

レムケの亡き未亡人 Lemkes sel. Wwe.


19世紀から20世紀への世紀転換期のベルリンの庶民生活を描いて人気作家となったエルトマン・グレーザー (Erdmann Graeser, 1870-1937) の作品中に『レムケの亡き未亡人』 Lemkes sel. Wwe. Humoristischer Roman aus dem Berliner Leben. という長編がある。人物の造形、せりふのやり取り、筋の運びが秀逸で小説としても一級品だが、産業化と人口流入が進み拡大を続ける当時のベルリンの社会・風俗がありありと描かれていて興味が尽きない。家庭、学校、商店、カフェ、食事、飲物、居酒屋、交通機関、行楽、男女交際・・・ストーリーを追いながら何箇所か抜き書きしてみる。

研究余滴 Index       拾遺集 Index