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前川道介業績概表(続)

1989年-

《以下の書誌は「同志社外国文学研究」第53号の<前川道介教授退職記念号>(1989年3月)に掲載された業績一覧の後に続くものである。まだ未整理ではあるが、ご本人の許しを得てとりあえず公開する。編者=鈴木 潔》

1989年
『ドイツ・ロマン派全集』第二期(国書刊行会)責任編集,翻訳
ドイツ・ロマン派全集第15巻『グリム兄弟』1989.3 国書刊行会
ドイツ・ロマン派全集第13巻『ホフマンⅡ』1989.5.25 国書刊行会
ドイツ・ロマン派全集第17巻『呪縛の宴』1989.6.25 国書刊行会
ドイツ・ロマン派全集第16巻『ハイネ』1989.9.10 国書刊行会
ドイツ・ロマン派全集第18巻『郵便馬車にゆられて/旅行記集』1989.12.20 国書刊行会

『研究はホフマンから』「同志社タイムス」1989年2月15日号「先生おじゃまします」欄

「アブラカダブラ・奇術の世界史」(「京都新聞」連載)
(32) 「腹話術」 (1989.2.6)
(33) 「ゲーテと奇術」 (1989.2.12)
(34) 「リンカーンを喜ばせた男」 (1989.2.20)
(35) 「ベラチーニ」 (1989.2.27)
(36) 「近代奇術の父」 (1989.3.6)
(37) 「からくり師ウーダン」 (1989.3.13)
(38) 「カリオストロとウーダン」 (1989.3.20)
(39) 「パレ・ロワイヤルのお菓子屋」 (1989.3.27)
(40) 「ショーになった透視術」 (1989.4.3)
(41) 「宙に浮いた少年」 (1989.4.10)
(42) 「白壁から滴った血」 (1989.4.17)
(43) 「奇術愛したディケンズ」 (1989.4.24)
(44) 「師匠を尋ねて何千里」 (1989.5.1)
(45) 「青い封筒で危機一髪」 (1989.5.8)
(46) 「宣伝の天才」 (1989.5.15)
(47) 「ハーマン大王」 (1989.5.22)
(48) 「逸話のハーマン」 (1989.5.29)
(49) 「心霊ショーの始まり」 (1989.6.5)
(50) 「霊媒の王ホーム」 (1989.6.19)
(51) 「トーマス・マンと心霊術」 (1989.6.26)
(52) 「エジプシャンホール」 (1989.7.3)
(53) 「スフィンクスの秘密」 (1989.7.10)
(54) 「マスキリンの首切り術」 (1989.7.17)
(55) 「マスキリンとデヴァント」 (1989.7.24)
(56) 「美人消失」 (1989.7.31)
(57) 「奇術の殿堂に立った人々」 (1989.8.6)
(58) 「日本にまで来たドクトル・リン」 (1989.8.14)
(59) 「勲章に埋まった奇術師」 (1989.8.21)
(60) 「鳥潟三吉」 (1989.8.28)
(61) 「高野広八の世界一周」 (1989.9.4)
(62) 「チャン・リン・スーの舞台」 (1989.9.11)
(63) 「チャン・リン・スーの最後」 (1989.9.18)
(64) 「一握りの灰となったハーツ」 (1989.9.24)
(65) 「猫千匹求む」 (1989.10.2)
(66) 「官吏から奇術師へ」 (1989.10.9)
(67) 「ベン・アリ・ベイの?技」 (1989.10.16)
(68) 「ハリー・ケラー」 (1989.10.23)
(69) 「ハワード・サーストン」 (1989.10.30)
(70) 「トリニとサーストン」 (1989.11.6)
(71) 「天海の見たサーストン」 (1989.11.12)
(72) 「カードに憑かれた人々」 (1989.11.20)
(73) 「ラファイエット」 (1989.11.27)
(74) 「セルビット」 (1989.12.4)
(75) 「だまされたコナン・ドイル」 (1989.12.11)
(76) 「美女のノコギリ引き」 (1989.12.17)
1990年
『ドイツ・ロマン派全集』第二期(国書刊行会)責任編集,翻訳
ドイツ・ロマン派全集第12巻『シュレーゲル兄弟』1990.2.26 国書刊行会
ドイツ・ロマン派全集第11巻『ジャン・パウル』1990.7.30 国書刊行会
ドイツ・ロマン派全集第14巻『ブレンターノ』1990.11.24 国書刊行会

『第三帝国の予言者・ハヌッセンとその時代』(映画「ハヌッセン」のパンフレット、大映株式会社 1990.1.13 発行)
『死者たちの血の乾き』「幻想文学」第28号 1990.1
『プロへの道』「Sales Manager」第48号 郵政省簡易保険局編集、生活の友社発行 1990.3
『なぞなぞをめぐって』聖教新聞 1990年12月11日

「アブラカダブラ・奇術の世界史」(「京都新聞」連載)
(77) 「つむじ風の奇術師」 (1990.1.8)
(78) 「バンベルク・ファミリー」 (1990.1.15)
(79) 「セルヴェ・ル・ロワ」 (1990.1.23)
(80) 「王笏と魔法使い」 (1990.1.29)
(81) 「三代の天覧に輝いた天海」 (1990.2.5)
(82) 「不可能を可能にした男」 (1990.2.12)
(83) 「トランク抜け」 (1990.2.19)
(84) 「生涯の伴侶を得る」 (1990.2.26)
(85) 「警戒の手錠に挑戦」 (1990.3.5)
(86) 「ヨーロッパでの勝利」 (1990.3.12)
(87) 「脱出芸の秘密」 (1990.3.19)
(88) 「ミルク缶と中国水牢」 (1990.3.26)
(89) 「フーディーニと交霊術」 (1990.4.2)
(90) 「フーディーニの最後」 (1990.4.9)
(91) 「ショーとしての透視術」 (1990.4.16)
(92) 「占い棒と催眠術」 (1990.4.23)
(93) 「犯罪捜査に協力」 (1990.4.30)
(94) 「ユダヤ戦争」 (1990.5.6)
(95) 「ライトメリッツの法廷」 (1990.5.14)
(96) 「ベルリンのラスプーチン」 (1990.5.21)
(97) 「ヒトラーとハヌッセン」 (1990.5.28)
(98) 「ハヌッセンと予言詩」 (1990.6.4)
(99) 「議事堂炎上を予言」 (1990.6.10)
(100) 「預言者の悲惨な死」 (1990.6.18)
(101) 「もうひとつの予言詩」 (1990.6.25)
(102) 「奇術のパガニーニ」 (1990.7.2)
(103) 「詩人の大叔父と下士官」 (1990.7.9)
(104) 「三個の大道奇術師」 (1990.7.16)
(105) 「アメリカ大統領と奇術師」 (1990.7.23)
(106) 「ヒトラーの前で演じた男」 (1990.7.30)
(107) 「海外に雄飛するカラナグ」 (1990.8.5)
(108) 「奇術の見方」 (1990.8.13)
(109) 「カラナグ逸話集」 (1990.8.20)
(110) 「神道斎孤児」 (1990.8.27)
1991年
クルト・クーゼンベルク『壜の中の世界』 1991.10 国書刊行会
(三宅晶子氏、竹内節氏との共訳)
『アブラカダブラ・奇術の世界史』 1991.12 白水社
ヴィルヘルム・マティーセン「レクイエム」、ヘルベルト・ローゼンドルファー「公園での出会い」(「ハヤカワ・ミステリ・マガジン」 No.426 モーツァルト没後200年記念短篇特集 p.43-47, 83-87, 1991年10月,早川書房)
編者注:「公園での出会い」は1981年3月の No.299 に一度掲載されたもの、著者名の修正、全文の見直しがされている

   

『ドイツ・ロマン派全集』第二期(国書刊行会)責任編集,翻訳
ドイツ・ロマン派全集第19巻『詩人たちの回廊/日記・書簡・回想集』1991.7.20 国書刊行会

1992年
『ドイツ・ロマン派全集』第二期(国書刊行会)責任編集,翻訳
ドイツ・ロマン派全集第20巻『太古の夢革命の夢』1992.2.10 国書刊行会

ドイツ・ロマン派全集別巻 Ⅱ『ドイツ・ロマン派詩集』1992.4.15 国書刊行会

『ゴーレムの生と死』 is(イズ)第56号 1992 ポーラ文化研究所

1993年
『愉しいビーダーマイヤー -- 19世紀ドイツ文化史研究』(クラテール叢書15)1993.3 国書刊行会


『死者たちの血の乾き・ドイツ吸血鬼文学誌』「幻想文学」別冊第7号 1993.1
『19世紀文化の視点から――ビーダーマイヤーのこと』聖教新聞 1993年3月2日
書評「山本定祐『世紀末ミュンヘン』」図書新聞 1993.4.17
『「ゲーテとの対話」賛』(京都新聞 夕刊「書籍礼賛」欄,平成5年6月5日)
『世界奇術通史』 月刊アドバタイジング第38巻第10号(10月号) 電通 1993年9月
アルフレート・クビーン「吸血鬼狩り」「幻想文学」第7号 1993.3

1994年
パウル・ブッソン「トルメントの宝石」「幻想文学」第41号 1994
書評「ザフランスキー、識名章喜訳『E・T・A・ホフマン』」図書新聞 1994.8.27

1995年
『炎と闇の帝国・ゲッベルスとその妻マクダ』 1995.5 白水社

ワールド・ミステリ・ツアー十三ドイツ・フランス篇
『ドイツ怪奇幻想文学の世界を覗く』 1995.5 同朋社(角川書店・発売)


1996年
H・H・エーヴェルス「琥珀」「ミステリ・マガジン」 424(8月号)、早川書房
ヘルムート・M・バックハウス「怪物の屋形」「ミステリ・マガジン」 早川書房 1996.8
ウンゲルン=シュテルンベルク「ブレーメン市の参事会員」「幻想文学」第47号 1996.6

1997年
『霧の辻馬車』「幻想文学」第51号「アンソロジーの愉楽」 1997.11
E.T.A.ホフマン「クルミ割り人形とネズミの王様」書物の王国 第7巻<人形> 国書刊行会 1997.12

1998年
パウル・H・ブルク「日々是好日」「EQ」123号 光文社 1998
リュッツェル・イェーマン「細工はりゅうりゅう」「EQ」124号 光文社 1998
ヴァルター・ハーマン「パーティー氏の夢」「EQ」125号 光文社 1998
クルト・クーゼンベルク「巨人」書物の王国 第17巻<怪獣> 国書刊行会 1998

1999年
ペーター・ダニエル・ヴォルフスキント「ファウスタの象」「幻想文学」第50号 1999
ヴィルヘルム・ドゥリアン「フィッツジェラルド夫人の髪」「幻想文学」第56号 1999.10
レーオ・ペルッツ「月は笑う」書物の王国 第4巻<月> 国書刊行会 1999
E.T.A.ホフマン「大晦日の夜の冒険」書物の王国 第11巻<分身> 国書刊行会 1999.1

2000年


2001年
『独逸怪奇小説集成』 2001.8 国書刊行会

『スティーヴン・ミルハウザーの2冊』特集「幻想ベストブック 1993-2000 <私のベスト1-3>」「幻想文学」第60号 2001.3
『ゼラーピオン同人集』「幻想文学」第61号「百物語文学誌-めぐりめぐる物語の魔」 2001.8


2002年
『アルラウネの話』「幻想文学」第64号 2002.7
フリードリヒ・グラウザー「シュトゥーダー刑事と持ち去られた死体」ジャーロ GIALL 第6号 p.106-109 光文社 2002

フリードリヒ・デュレンマット「約束」ハヤカワ文庫 2002.5
 [1960年にハヤカワ・ミステリとして刊行された作品の改訳・文庫化]

H・H・エーヴェルス「トマト・ソース」「幻想文学」第64号 2002.7


2003年
シュトローブル(木下康光監訳)「グロテスクとフモール」
フレデリック・ブテ(西田稔監訳)「神秘への興味」
グスタフ・マイリンク「オパール」
二つの序文 「戦慄とフモール」ほか解説 「幻想文学」67号(発行所アトリエOCTA、終刊号)2003.7.7

2004年
『無憂殿の雅宴』(「流域」第54号 2004年11月、青山社)

2005年
『フリードリヒ大王とそのアネクドート』(「流域」第55号、2005年4月、青山社)
『スタンダールと私』(「流域」第56号(p.18 以降は「特集・前川道介編集」ページ)、2005年9月、青山社)