23日目(2月17日)

 これでタイ日記も最終回。タイ時刻11時の便での帰国だからタイにいる時間はほんのわずかです。でも帰国して家に着くまでが旅行だから本日も日記は欠かせない。

 今日は朝六時前に起床。もう少し寝ていてもよかったのだが目が覚めてしまった。やはり日本に帰りたがっているのだろうか。

 7時に食堂で待ち合わせしていたが、早めに行こうと思って45分ぐらいにはもう朝食を取り始めていた。これがタイでの最後の食事になるのだ。が、特別な感慨もなく適当に食う。ちょうど7時ぐらいになって3人が現れる。8時20分の電車に乗るためちょっと急いで食事をし、荷物整理をして7時30分過ぎにはもうロビーでチェックアウトも済ませた。ファランポーンの駅まで徒歩3分もないのですぐ行ってみた。3人は世話になった旅行会社の人に挨拶したかったそうで見つけて挨拶をしていた。ついでに切符の買い方も教わった。タイ人は親切な人は本当に親切なのだ。見極めがむずかしいだけで。帰る日になってもわからん。で、切符を買う。値段は1時間もかかるのに5B(15円)めちゃめちゃ安い・・・っていうかやすすぎ。5Bってバスにも乗れないやん・・・最後の最後まで驚かせてくれる街だ、バンコク。

 時間まで3等席のボロいシートに座りながらしみじみとタイについて語らう。いい思い出、経験をいっぱいくれてありがとう。寝起きで眠くなかったら泣いていたかも(笑)電車がゆっくりと動き出す。バンコクの人々の生活がその窓から映し出されていく。一回も喋っていないタイ人すら懐かしい感じがする。また来たいものだ。あれほど嫌っていたバンコクもこのときは好きになっていた。

 1時間ほどして空港駅に到着。すでにチェックイン開始の2時間前は過ぎていた。1時間前までには絶対しないといけないのでちょっと急ぐ。なんか混んでいたのでチェックインをファーストクラスの受付でやった。こ、これはあこがれのオーバーブッキングでは・・・と思ったが違ってただ混んでただけだった。当然エコノミー。

 飛行機に乗りこむまでにはまだ多少の時間があったので、残ったタイバーツを消費するために免税店でお買い物。ニュージーランドでも免税店はあったが、全く無視していたので初めてまともに免税店を見た。タイの物価からすればおそろしい値段の商品がいろいろ並べられていた。そこでフカヒレスープとチョコを買った。なぜか女の子にも同じ物を買うように洗脳し、かわす。この時は免税店のまわしもの扱いされてしまった。が・・いろいろ迷っている間にも余裕ぶっこいていた時間がなくなり、出発20分前になってしまっていた。でもまだ20分だとか言っていたが、ゲートがめちゃ遠くて、最後は走りながらゲートに向かう。10分前ぐらいに乗れたが、最後までドタバタが尽きない面白いメンバーである。

 飛行機の中ではマリオいじったり、ビデオの「ラジオの時間」を笑いをこらえてみていたり、すっかりリラックスムード。やはり日本に帰れるのが相当うれしいようだ。自分も当然含まれている。5時間のフライトもあっという間に終わって関空到着。3週間ぶりの日本は想像していたほどは寒くなかった。

 飛行機を降りた後も、一人は入国審査のときに外人用のところに並ぶし、電車の切符を買うときにミドリの窓口では新幹線しか買えないの?とか言ってくるしで、この子ら僕がおらんかったらちゃんと帰れたのかなと心配になっていた。でも最後の最後までいろいろ思い出を作ってくれてありがとう。みんなに会えたことはタイ旅行で最高の宝物だと思っている。すばらしい思い出も共に築いたと思うしね。感謝の心でいっぱいです。

 みんなをホームで見送ったあと、高速バスに乗って自宅へ。1時間ほどバスに揺られて長かったタイ旅行が幕を閉じるのであった。

END

23日目終了

あとがき

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