ディスカス>病気対策 95/ 1/ 4
今まで、ヒロちゃんや可良時寿子さん、SHOP等で教えて貰ったディスカスの病
気に対する治療方法を、熱帯魚倶楽部オープニング記念にまとめてみました v^^)。
ディスカスの病気治療には色々なパターンがあってこの病気にはこれが確実と言う様
な物は殆ど確立されていません。
これから書く物も、海人が試してみて一応効果のあった一つの方法と言う事ですので
、必ずしも皆さんのディスカスに効果があるかどうかは解りません(^^;)。
ディスカスの病気と言っても様々な物がありますし、勿論海人もその全てを体験した
訳ではありませんので、ここでは一般的に良くかかりやすい病気に対してのみ取り上
げています。
〜〜〜〜目次〜〜〜〜〜
1、拒食に対しての対策
2、びっくり病対策
3、エイズ対策〜マゾテン浴
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1、拒食に対しての対策
原因−A 他魚のプレッシャーによるストレスからいじけてる場合
−B 何らかの病気にかかっている(ホルマリン、マゾテン)
−C 原種の場合環境の変化及び輸送中のストレス又は餌が合わない
対策−A その魚が優位な立場に立てる様に、強い魚を別の水槽に移すとか、小さ
いサイズの魚を追加する等してやるのが良い様です。
少数の魚で飼育している場合に起こりやすく、90cm水槽で10匹程
度以上のディスカスをある程度大きさの揃ったサイズで飼育していれば
そんなに問題にならないと思います。
しかし、それでもいじけてしまう個体が出てくる事もありますが、そん
な個体はやはり弱くて良く病気にもなり、まともに成魚まで成長しない
事が多いと思います。
−B ☆鰓病〜ホルマリン浴
エラをパイプ等に擦っている、又はエラが開いている様であればエラ病
の疑いがあるので、ホルマリン浴を施す必要があります。
この場合、飼育水槽で行うと濾過バクテリアに強烈なダメージを与えま
すので、バケツ等に隔離してやるのがベストだと思います。
水10リッターに対して1ccで1時間程度で良いと思います。
尚、冬場等は特にバケツでやると1時間もすればかなり水温が下がりま
すので、小さめのバケツに5リッター程の水を入れて水槽に浮かべて行
うのが良いと思います。(引っ繰り返らない様にガムテープ等で水槽に
固定してやります)
エラ病なら、1回のホルマリン浴でたいがい大丈夫だと思います。
すぐに再発する様ならば、根本的に水質=濾過を疑った方が良いと思い
ます。
☆その他不明の病気の可能性がある場合〜マゾテン
取り合えず一度試してみる事は水温を上げてみるのと塩を入れて見る事
です。
30度で飼っている場合は2〜3日かけて35度位まで上げてみて下さ
い。高温に耐えられない寄生虫は死ぬ様です。
尚、37度がディスカスの限界温度と言う事も聞いた事がありますので
上げ過ぎには注意して下さい。
それと、高温治療+薬浴をしたら薬の種類によっては悲惨な事になる事
もあるらしいので、高温治療中は薬類を使わない方が良いと思います。
高温にする時はディスカスが酸欠になりますので強いめにエアレーショ
ンも行って下さい。
PHを6、0あたりまで下げてみるのも菌の活性を弱めると言う意味で
有効の様です。
それでも食わなかったら以下の方法が良いと思います。
他魚からのプレッシャーでも無く、エラ病の様子も無いし水質にも問題
が無い場合は内臓に虫がいるとかウィルスの様な物等が考えられますの
で、この場合は取り合えずマゾテンも効果がある様です。
1匹だけ調子を崩している場合は、この場合も隔離してやった方が良い
と思います。
基本的には40リッターに0、1ccで24時間後に半分水換えでその
後3日間は水換え無しと言うパターンです。
マゾテンを吸着してしまうので活性炭は取り除いておいて下さい。
その間も餌は良く食べて水も汚しにくい赤虫などを与え続けますが、食
わない場合は水質悪化を防ぐ為に底に溜まった餌はまめに取り除いて下
さい。
赤虫でも食わない時はディスカスが幼魚の場合はブラインシュリンプを
少し大きめに育てた物を与えたら食った事もありました。
3日間水換え無しの期間が終わって餌を食う様になった個体はそのまま
元の水槽に戻してやっても良いのですが、それでも食わない個体はその
後エルバージュを少量添加して(薄く色が着く程度)毎日1/3程の水
換えをして3日後位にホルマリン浴をしてからその足で元の水槽に戻し
てやるのが良い様です。(この時は最終手段ですので食ってても食わな
くっても元の水槽に戻します)
勿論元の水槽は濾過の良く効いた良い水質が維持されている事は重要で
す。
原因となっていた寄生虫やウィルス等が取り除かれていて1匹だけで怯
えていて餌を食えなかったと言う時等は混泳水槽に戻してやると、他の
魚が食うのにつられて食う様になる事もあります。
それでも駄目な個体もいますが、海人の場合はこの方法で殆どが回復し
ています。
痩せてしまっている場合は、隔離水槽で餌を食う様になったら、暫く置
いて体力が回復するまで単独で飼育してみるのも良いと思います。
同様にリフィッシュを使う方法もありますが、海人は2度しかやってい
ないのですが、1回は治ったのですが、もう1回はうまく行きませんで
した。その後、マゾテンで治ったのでそれ以降はマゾテンばかり使って
います(^^;)
寄生虫の種類やその時の状態にもよるのでしょうね。
この、病気にかかっている為の拒食と言うのはまだまだデータ不足の部
分があると思いますので他の治療方法も海人が書いた方法も試した方は
どんどん書いて下さい。
−C 入荷したての原種が餌を食わないのは良くある事ですが、これは輸送中
のストレスや食い慣れない餌の為に餌を餌として識別出来ないと言うも
のだと思います。
ストレスの方は出来るだけ大きな水槽でゆったりと泳がせてやる事以外
はどうにもなりませんネ。
ここでも勿論、良い水質の水槽に泳がせるのは一番大事だと思います。
餌は取り合えず赤虫や茹でて細かく刻んだほうれん草等を与えてみます
が、水温を上げて塩を入れても、どうしても食わない場合は生きたイト
ミミズ(イトメ)を与えてみます。
イトミミズは雑菌や重金属を沢山持っているらしいので出来れば与えた
く無い餌なのですが他の餌を食わなくてもイトミミズには飛び付いて食
べると言う事も多いので試してみる価値はあると思っています。
通常は、買ってきたイトミミズをエアレーションをしてビーカー等に入
れて朝夕に全量の水換えをして(水は一応ハイポ処理をした物を使って
います)脱脂粉乳をパラパラと言う程度に与えて1週間程経った物を与
えるのが良い様です。
朝に水を換えても夜になると水は酷く濁っているので、どれだけ汚い物
なのかが解ると思います。
海人はそれでも気持ち悪いので、イトミミズに対してもマゾテン&ホル
マリン浴を試みています。
まだ1度やっただけなのですが、先ずバケツ1杯(10リッター)にマ
ゾテンを小型注射器で1滴落として良くかき回した水を使います。
イトミミズを入れて1時間程置いておくと、水が真っ赤になります。
その後、10リッターに1ccのホルマリンを入れた水で全部の水換え
をして更に1時間置きます。
その後は通常どうり脱脂粉乳を与えながら朝夕の全水換えをして3日程
経った頃から原種に与えてみました。
取り合えずその時は、その後エラ病になる等と言う事も無く順調に食っ
てくれましたので多分問題は無いと思います。
イトミミズも食い慣れて来ると固まりを手で持って水槽内に入れると手
からでも食べる様になりますので、そうなれば同じ様にして知らない顔
をして赤虫を手から与えると間違えて食ってくれます。
同様にハンバーグに慣れない原種に対してもこの方法は有効になる事が
ありますのでね。
尚、イトミミズも食わない場合は病気にかかってる可能性もありますの
でBの治療をやってみます。
海人の場合は原種はどんな病原菌を持っているか解らないので、取り合
えず購入後はマゾテン浴はする様にしていますが、強力な薬なので出来
るだけ使わないで済めばそれに越した事は無いと思うのですけれどね。
勿論、原種を購入する場合はSHOPでちゃんと餌付けされて初期の病
気も治まった個体を購入するのが一番安心なのですが、これだ!って言
うのを見つけた場合は原種は特にそうも言ってられない時もありますか
らネ。
*どんな場合でも、確実に拒食を起こしているディスカスを見つけたら取り合えず直ぐ
に温度を上げる作戦から素早く実行してみて下さい。
初期なら治る物も、痩せが目立って来る程まで放っておいたらいくら治療をしてもど
うにもならない場合が多いと思います。
エイズの様に一目で解る物では無くって何となく餌の時間に違う方向を向いているな
ぁ〜と言うのが拒食の始まりかも知れないので、うかっとしてると久しぶりに良く見
るとえらく痩せた個体がいるゾって具合にもなり兼ねませんからね。
早期発見早期治療は結構重要な事だと思いますので餌をやる時にみんながちゃんと食
べてるかを時々チェックする事も必要かも知れませんね。
*隔離水槽は理想的には60cmワイド程の大きさがあった方が良いと思いますが、治
療をする時は、飼育水槽の濾材を1/4〜1/3程移植して、水も半分以上は飼育水
槽の水を使うのが良いでしょう。
セッティングは治療開始の前日迄に済ませておいた方が良いと思います。
隔離水槽に移した個体が怯えきって餌を食うどころの騒ぎでは無いと言う時には、水
槽を黒い紙等で覆ってしまうのも一つの手ですが、何でも無い時はそこまでする必要
は無いと思います。
逆に、今度紙を外した時に怯えが始まると言う事にもなり兼ねないですからね。
2、びっくり病対策
原因−A 何故だか解らない
−B 水質が悪化していてディスカスの体調が悪く敏感になっている
−C 水槽周囲が落ち着かない環境である為
対策−A ちょっとした事に1匹のディスカスが驚いてそれにつられて水槽内が大
パニックになると言う様な事がたまにあります。
特にこれと言った原因が無くても起こる事ですが、これはやはりディス
カスが水槽内で安心しきっていないと言う事があると思います。
こう言う場合は取り合えず人間に慣れさせる為に手から餌を与える習慣
を付ける様にします。
冷凍赤虫等を手に持ったまま水槽内に入れていれば直ぐに直接つつきに
来る様になりますので、こう言う状態にしておけば飼育者は「餌をくれ
る人」と言う認識が強くなり意味無くビックリする事は少なくなる様で
す。
白っぽい服を着て水槽に近ずくとびっくりすると言う事もある用ですの
でディスカスが敏感になっている時は地味な色の服を着る様にするのも
良いと思います。
−B 勿論水質を改善する事が第一ですね。
いつもは水槽の前に飼育者が近ずくと「餌くれ〜〜」って寄って来てい
たディスカス達も一旦調子を崩すと、飼育者が姿を見せるだけで慌てふ
ためいて逃げ惑う様になる事があります。
これは、ディスカスが自分達をこんなに気分悪くさせている原因の敵は
飼育者だ!って思ってしまってるかも知れないですね。
実際、水質を悪くさせたり状態を悪くさせたのは飼育者なのですが、そ
れを必死になって改善しようと努力している所までは理解してくれない
様です。
これは、水質なり環境が再び正常に戻るまでゆっくり治して行くしか仕
方無いと思いますが、その間に注意する事はディスカスがビックリする
からと飼育者の方まで神経質になってそ〜〜っと水槽に近ずいたりと、
普段行わない異様な行動は取らない方が良い様です。
ディスカスがびっくりしたのを見て飼育者もびっくりしたら、それを見
て更にディスカスはびっくりすると言う様な悪循環にもなりますので、
「またびっくりしてるんかいな、いいかげんにしときや」って態度でい
つもの様に振舞うので良いと思います。
−C 出入りの激しい部屋の入口周辺や子供が水槽をバンバンする様な環境で
はなかなかディスカスは落ち着いて育ってはくれない様です。
移動出来るならば極端に静かな場所は必要ありませんが普通の場所に移
してやるのが良いですね。
床の低い位置に水槽を置いてある様な場合でも調子が悪くなる場合があ
る様ですが、この場合は半透明のフィルム(車の窓などに貼る物)を水
槽の上部10cm程の部分に貼ってやればいくらかは緩和される様です
。 上からのぞき込まれるのが嫌な様ですね。
*びっくり病を極力抑えるには普段から1日に1回でもいいので手を水槽に突っ込んで
餌を直接手から与える習慣をつける事だと思います。
いざ、びっくりになってから始めるのでは魚にとってはそれも慣れない状況になるの
で始めは益々びっくりしてしまう事にもなりますので、普段からそう言う状況を作っ
ておいてやれば何かとディスカス達に「自分は飼育者で餌をくれる人」と言うのを早
く思い出してくれる様です。
勿論状態の良い水質でディスカスが気持ち良く生活出来る環境を保ってやる事は一番
重要な事ですけれどね。
3、エイズ対策〜マゾテン浴〜
※ここでエイズと言っているのは、真性エイズでは無いかも知れません。
取り敢えず新しくディスカスを買って来て数日後にそのディスカス又はそのディ
スカスを入れた水槽の他のディスカスが真っ黒になって体から粘液を出して皮膚
表面がビロード状に膜を貼った様な感じでそのままにしているとバタバタと落ち
事もある病気です。
真性エイズも同様な症状だとは思いますが、もっと強烈な物かも知れないです。
原因−A 新しい魚を買って来た
−B 原因不明
対策−A エイズで一番多い原因はこれです。
気を付ける事は、ディスカスの専門店ではおおまかにですが
1、エイズが必ず出る所
2、あまり心配無いけどたまには出る所
3、殆ど心配のいらない所
こんな感じに分かれると思います。
これはエイズが出る所は悪いと言うのでは無くて、仕入れルートの途中や
問屋でエイズに感染しているケースが多いので、頻繁に仕入れをしている
所や原種や各地からのディスカスをバンバン仕入れる所ではかなりの確立
でエイズは出る様です。
そう言う店には良いディスカスとも巡り合える確立も高くなるので、チェ
ックは必要ですよネ。
SHOPでは何日も問題無く泳いでいても家に持って帰って家のディスカ
スと混泳させると、買った個体は平気な顔をしていているのに他のディス
カスにエイズが発病すると言う事は良くある事なので注意が必要です。
殆ど心配のいらない所と言うのは自家繁殖専門にやっている所ですね。
外部から仕入れる事が殆ど無い場合は勿論エイズを持ち込む確立は少なく
なる訳で、我々としてもしょっちゅうあちこちでディスカスを買う人の水
槽ではエイズが多く、滅多に買わない人の水槽では少ないと言うのと同じ
事ですね。
エイズとはどんな物かと言うと、憶測段階なのですが複数のウィルスによ
ってディスカスに大ダメージを与えるもので、その感染力は強力で冗談で
は無く、1滴の水しぶきからでも別の水槽に感染する伝染病なのです。
どうやってエイズになり発病するかと言うと、元々原種にしてもブリーダ
ーが繁殖した水槽にしてもエイズは無い訳ですよね。
3〜5種類以上のウィルスが混じり合って初めてエイズが発病するのでは
?と言う考え方なのですが、例えばテフェ湖で採れたグリーンには1種類
のウィルスがいてドイツ産の個体は2種類の別のウィルスを持っていて、
香港産のターコイズが3種類の(内1種類はドイツのウィルスと同じ)ウ
ィルスを持っていたとすると卸しの店又は小売店でそれらのディスカスが
一つの水槽に入れられたとしたらウィルスの種類の数は5種類=エイズ発
病と言う事になるのでは?と言う事なのです。
それとウィルスを持っているのは、何もディスカスに限った事では無く、
プレコやコリドラスの様な違う種類の魚かも知れません。
当然流通経路の中にはそれらが飼育されてる水槽の水がディスカスの水槽
の水と混じる事があるとも考えられますよね。
感染力が強いと言う事を武器にして他の地域の水と合わさる可能性のある
場所=卸しの店〜SHOP〜家庭の水槽までの全てがエイズを産む可能性
のある場所では無いかと言う事なのです。
あるSHOPでは別ルートで入って来たディスカスをそれぞれ、AとBと
言う別の水槽に状態良くストックしていたのですが、その両方の水槽から
1匹ずつ買って帰ったお客さんの家の隔離水槽でエイズが発病したと言う
事もあった様です。
で、エイズの治療法には色々ありますがここではマゾテンが主流です。
マゾテンが全てのウィルスに対して有効かと言うと解りませんが、少なく
とも何種類かのウィルスに対しては撲滅する効果がある様です。
例えば5種類いるウィルスに対して2種類だけ撲滅出来たとしてもそれで
効果は大きくありって言う様な物だと思います。
5種類のウィルスをディスカスが耐えるのは無理だとしても3種類なら体
力で追いやる事が出来ると言う感じでね。
マゾテンの使用量は、水40リッターに対して、0、1ccで基本的には
24時間後に半分の水換えで、その後3日間は水換えしないで、それ以降
通常どうりの水換えと言うパターンです。(拒食の時と同じ)
エイズの状態によってはマゾテン添加後1週間水換え無しで置いておかな
ければならない場合もある様なので、基本パターンで思う様に効果が上が
らない場合は薬浴期間は調整して下さい。
マゾテンは強力な薬なので添加量は正確に計って下さい。
0、1cc単位で目盛が付いている注射器も熱帯魚用として売られていま
すのでこれを使うのも良いですが薬局などで売って貰えれば1/10以下
の値段だと思いますのでこちらをお勧めします。
尚、注射器にある目盛はマゾテンを使っていると直ぐに薄れて来ますので
目盛の部分にはナイフで傷をつけておいて薄くなっても解る用にしておけ
ば良いと思います。
マゾテン浴の後は肌の色はあせて目の色は白く飛んでしまいますが、1週
間程で元道通りになりますので心配は無いと思います。
マゾテンをやれば繁殖障害を起こすと言う事を言うSHOPもありますが
海人もアッカンも何回もマゾテン浴をしたディスカスで産卵〜孵化まで経
験しているので特に心配は無さそうです。
とは言っても、やはり強力な薬ですので出来る限り使いたくないと言うの
が心情ですので、新しく買ってきたディスカスは暫くは隔離水槽に入れて
1滴の水も本水槽に混ぜないと言う心構えで様子を見てみるのが良いと思
います。
エイズが必ず出るSHOPで買った魚の場合、調子が良くても悪くても、
この隔離水槽で必ずマゾテン浴をしています。
隔離水槽で様子を見た後は、どんな場合でも本水槽に移す前に本水槽から
適当に調子の良さそうな個体を1匹だけ隔離水槽に入れ新着魚と混泳させ
ます。
これはウィルスが複合されて発病しないかのチェックです。
マゾテン浴後も生き残りウィルスがいるかも知れないのでね。
エイズは潜伏期間が4〜5日はありますので、その期間様子を見て変わり
が無ければ初めて本水槽で混泳させてもほぼ大丈夫と言う事になります。
この潜伏期間と言うのはウィルスの増殖期間の様に思っています。
後、まだ確認されていないのが、幼魚期にマゾテンをした個体が将来繁殖
障害を起こさないかと言う事ですが、取り合えず順調に成長はしています
ので、近いうちに答えは出せると思います。
エイズは強烈な物になると発病後数時間でバタバタ落ちて行くと言う悲惨
な状態にもなる事がありますので、十分の注意が必要です。
その為には隔離水槽=検疫水槽はぜひ設置される事をお勧めします。
混泳水槽に新着魚を入れ、エイズが発病して最悪の状態を迎えている最中
でも、マゾテンを添加すると見ている間に回復の方向に向かうと言う事も
ありますので、こう言う場合もあきらめずにマゾテン浴を実行してみる事
をお勧めします。
尚、マゾテンの濾過バクテリアへのダメージですが、マゾテン浴後に水が
白濁したと言う様な事は無いので、殆ど影響の無いものと思われます。
ヒロちゃんによるとマゾテンで効かない場合、二次的に別の病気も一緒に
発生していて、エイズの原因になるウィルスは死んでもその発生した二次
的な病気が残るのではと言う事でした。
−B 新しくディスカスを入れた訳でも無いのにエイズが発生する事もたまには
ある様です。
一つは他の熱帯魚水槽があって(水草水槽とか)そこの水がディスカス水
槽に入った為と言う事も考えられますね。
そう言う事が無い場合でも発病する事がある様ですがこれは何故なのかは
さっぱり解りません。(ごくごく希な事だとは思いますが)
間違えてはならないのは水質が悪化する等して、鰓病やその他の病気にか
かって体色が黒くなっているのを見て、即エイズだぁ〜と思ってしまう事
です。
鰓病はホルマリンで簡単に治りますし、そう言う場合は濾過槽の見直しが
一番重要な事になって来ますからね。
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