直会(なおらい)
それにしても、観光で来られている方々は、我々の白装束と杖を持つ姿に、どのような印象をもたれたのか?カメラを向けられる男性、中には「手を合わされる年配の女性」も、心地よい達成感と共に、大勢の人達の中へと、水谷川沿いに進んで行く。水谷神社にて無事に祭事が終わった御礼の報告を済ませ、感謝共生の館にて、神楽の奉納を受けると、最後の儀式である直会の宴席が始まる。直会とは、神道で、祭事が終わり、神様に御供えした神酒や、食べ物をお下げして、酒宴を行う。各自の膳には、竹の子が入った粥に、柿の葉すし、奈良漬けに季節の漬物、そして私の好物「出し巻き」がある。神職の音頭で素焼きに入った「どぶろく」にて乾杯する。ここで今回参加された各自の自己紹介となる。奈良検定を合格された参加者の皆さん、古代歴史を愛する気持ちは強く、中には夜行バスで東京から参加の方も、東京の人が見た奈良の印象を聞きたかったが、女性の方でしたので、少し遠慮した。
<お詫び>
文面の記述は、「奈良検定 世界遺産春日山原始林 神々の杜を歩く会のしおり」を参考に致しました。