吉野の公盟に同行の六皇子

☆高市(たけち)皇子:654年〜696年8月13日。天武天皇の長男、母は胸形尼子娘、正妃の御名部皇女との間に長屋王が生まれる。

☆川島(かわしま)皇子:657年〜691年10月6日。父は天智天皇第2皇子、母は忍海造色夫吉娘、正妃は泊瀬部皇女

☆草壁(くさかべ)皇子:662年〜689年5月7日。天武天皇第2皇子、母は鵜野皇女(持統天皇)正妃の阿部(あへ)皇女(元明天皇)との間に珂瑠(かる)皇子(文武天皇)、氷高(ひたか)皇女(元正天皇)、吉備内親王(長屋王の正妃)

☆大津(おおつ)皇子:663年〜686年10月3日。天武天皇第3皇子、母は鵜野皇女の同母姉の大田皇女。正妃は天智天皇を父に蘇我赤兄の娘常陸娘が母の山辺皇女。大伯皇女とは同母姉になる。

☆志貴(しき)皇子:668年?〜716年10月4日。天智天皇第7皇子、母は越道君羅都売。正妃は託基皇女(多紀皇女)、紀諸人の娘である夫人紀橡姫の間に白壁王(光仁天皇)が生まれる。自然観賞に優れた詩人で万葉集に6首を残している。

☆忍壁(おさかべ)皇子:生年不明〜705年6月2日。「続日本紀」は天武天皇の第9皇子とある。母は、かじ媛娘、妃は明日香皇女との説がある。高市皇子が亡くなると、天武天皇の皇子中最年長となり、皇族の代表的な存在となる。