万葉集マイベスト セレクト〜D〜
たまきはる 宇智の大野に 馬並めて 朝踏ますらむ その草深野 (たまきはる うちのおほのに うまなめて あさふますらむ そのくさふかの)〜間人老〜 金剛山のように円錐形の山は、標高によって棲み分けが出来て、動物達は生息し易く、命があふれる山とされおり金剛山の宇智野は格好の狩猟の場となっていた。作者は舒明天皇のお供でこの歌を詠った。たまき(魂)はる宇智(命)と続く言葉は、霊魂の無限に続く命の意味。
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