先日電話依頼でローコストハウス(と言っても事務所付の住宅ですが・・・)
の設計の仕事が入りました。HPに掲載しても良いと快諾を得ましたので
実況中継します。

場所:奈良県生駒郡三郷町
構造:鉄骨造2階建て
概要:施主さんは、奈良県下を地盤にする水道屋さん。建築とは無縁では
無いので自分が監督をして工事をしたい。ついてはノウハウ共で設計を
お願いしたいとの事。はたしてどうなりますか。


11月末日縄張りをしました。縄張りと言うのは現場で実際の建物の
大きさを確認する為建物の外枠に沿って縄を張る事です
これにより周囲の開き寸法のチェックや隣家の窓位置とか
が確認できます。

12月初め上棟をしました。今回は2階建てでしたので基礎と
鉄骨工事の順序を逆にしました。そうする事で基礎の精度が上がり
工程が短縮できます。又鉄骨柱を基礎に埋め込む事により
鉄骨造の弱点であった柱脚廻りの剛性を高める事もできます。
この工法は震災後の神戸でも多く試み工程短縮に大いに役立ちました
先月3階建ての家にも挑戦しましたが柱の立て方時点でアンカーが
基礎にセット出来ない為倒れないかとヒヤヒヤしました

(本来ならば基礎が出来あがってから鉄骨柱を建てるが、今回は捨てコンクリートに直接アンカーセットをしている。柱の色が黒くなっている部分が基礎コンクリートで埋まる部分)
12月中旬の屋根葺き工事
事務所建築の為屋根は経済性最優先で折板葺きとした
12月下旬の外壁工事
だいぶ輪郭が出来あがってきた
1月中旬外壁完成状態
初めの完成予想図と比較して下さい。