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第11回

◆ローコストハウス
600万円でマイホームを造ろう!

構造を見直す2

阪神大震災以降、建物の基礎や地盤についての相談を受ける機会が

多くなりました。新規の土地を購入する際にはその土地がどの程度の

地耐力を持っているかで、基礎の形状や施工コストが左右されます。

地耐力とはその土地がどれくらいの重量の建物に耐えられるかを

示す単位で、以前は(ton/u)の記号で用いられましたが今年の法

改正で(KN/u)に変更されました。

是非、土地購入の際には地耐力を確認しましょう。

簡単なスウェーデン式貫入試験であれば5万円程度で確認出来ます。

一般に1平方メートル当り30KN(約3トン)以下の地耐力であれば

地盤改良や杭工事が必要とされ、30KN〜50KN(約5トン)であれば

ベタ基礎が推奨され、50KN以上あればヌノ基礎が用いられます。

(以上木造住宅の場合)

当然、地耐力が低ければ低いほど基礎や杭工事にお金が掛かり

ます。通常、基礎工事は総建築費の5〜8%を締めますのでそれ

以上にコストが掛かると、資金配分にアンバランスが生じます。

最近ベタ基礎の住宅を設計しましたが、コストを抑える為、逆スラブ

のベタ基礎を考案しました。施工写真を公開致します。下のURLを

クリックして下さい。

http://www.kcn.ne.jp/~oado/kitagawa.html

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