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建売住宅のチラシをヒヤカシながら

間取りについて考えるコーナー第2回

日頃、新聞の間に多く挟まれている住宅チラシ。間取りを見ながら、見えない構造や、住んでから味わうであろう不便さ使い勝手の悪さを見抜く方法を教えます
奈良県新庄町
奈良県の西部新庄町にある大手不動産会社の分譲地
アクセスは天王寺まで40分阿倍野橋まで48分のところ
販売価格は3888万〜3994万。敷地は50坪以上となっている

狭い敷地に駐車場を2台確保して効率的にまとめたプラン。
気になるのが1階の廊下。突き当たりが袋小路になっている
キッチンへ抜けるドアがあれば便利だろうにネ。
和室の押入も玄関をもう少し工夫すれば1間の押入が
出来ます。


無難な間取りだが何か面白くない。ネームバリューに
胡座をかいた、これぞ既製服的プラン。この家に
あなたのライフスタイルを合わせて下さい。と言っている
様に見えてくる。
東側の道路に縦長の敷地で何故部屋の中が暗くなる
縦長の間取り形状を選んだのか判らない。
この敷地でも少し工夫をすれば初めの間取りの様に
横長のプランが収まったはずだ。
ダイニングとリビングの分化が不完全な為に使い勝手の悪い
LDになっている。設計者は家具の配置もろくにせずに
帖数だけを合わせた様に思う。
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