彼との出会いは六年になるだろうか、豊中市の犬舎で見かけたときは大いに驚いたものであっ

た。

茶色の胴体の首の後ろに真っ白な毛が丸く生えていたのである。

十年前に飼っていた熊のぬいぐるみのような秋田犬のそこにも同じようにあったのです。

家へ連れて帰る車中ではダンボールの中で小さくなって、上目遣いに見つめていたが、家に着

いて数週間後には家族の一員に収まってしまった。

彼の旺盛な食欲に比例し体重も40キロに殖え、カミさんの手を煩わすようになってきた。

今年は例年になく寒波があり、少しの陽だまりを追っかけては昼寝をむさぼっているが、人の気

配を感じると耳をまっすぐに立て何時でも臨戦体制に入る姿勢になって頼もしい奴である。