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自営業の夫が亡くなり2年になります。遺影の写真の夫はとても穏やか顔をしています。私たちは、職場結婚をして33年間の結婚生活を共に歩んでまいりました。33年間の結婚生活の内サラリーマンと自営業が半々でした。スポーツマンで、話し好きな夫はその日にあったことを、食事の時に飲みなが |
ら話すのが常でした。2000年1月12日、夫が、胃がんに冒されて1年であっという間に亡くなりました。享年62歳でした。その年、夫の年賀状には、「昨年は生まれて初めての入院をともなう病気を体験いたしまして還暦の喜びも、中途半端な味わいでした。」の文面でした。2月中旬頃から、与論に入る予定です。と書き添えてありました。 |
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夫は生前より終の棲家に与論を選んでいました。毎年与論ウオークを企画いたしまして、今年は10回大会が実施されました。今年は娘も初めて参加しました。 |
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1月2日イベントでは、皆様の前でマイクを持ってお正月の挨拶を致しました。その10日後にあっけなく亡くなりました |
深く悲しむ間もなく夫の仕事のことで頭が一杯でした。 |
夫の意思で長男がサラリーマンを退職して、12年4月より仕事を受け継ぎました。皆様の力を借りて、今日までやってこられました。 |
夫は3人兄弟の長男でした。 |
普段は疎遠な兄弟でしたが、夫の発病以来、今日まで弟夫婦にはどれだけ助けてもらった事でしょうか。感謝の気持ちでいっぱいです。 |
私達夫婦には息子32歳、娘21歳の子供がいます。11歳の歳の差はありますがまったく歳の差は感じない兄と妹です。長男が6月11日にグアムで結婚式を挙げました。我が家に新しい風が入りました。 |
おしゃべり家族の中に聞き上手なお嫁さんが、加わり息子の話をいつもにこにこと聞いています。 |
娘も自慢の姉さんができて嬉しそうです。 |
忙しくする事で悲しみから逃げていたのかも知れません。 |
自分に起こることはすべてベストと思いながら、与えられた人生をゆっくりと歩んで生きたいと願っています。
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指輪の交換 |
ハイアットシーサイドチャペルにて挙式 |
友人Tさんと私 |
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故、夫と私は職場結婚ですが、Tさんが私達の仲を取り持ってくださいました。 |
Tさんと私は、昭和39年から今日までとても不思議な縁でおつき合いをさせていただいています。 |
私が昭和42年に結婚し、1年後昭和43年にTさんも職場結婚しました。 |
OL時代には、金魚と糞と言われるくらいにいつも一緒というイメージがあったようでした。 |
結婚後、転勤などもありましたが、共通する事がたくさんあります。 |
お互い上の子が男の子で共に昭和44年、4月生まれと6月生まれ、下の子が女の子で昭和55年、6月生まれと11月生まれです。 |
私どもの子供が2人とも早く生まれています。上と下の子の年齢差が11歳ありますが、相談してもなかなかこうはいかないとお互い思っています。 |
転勤も一緒の時が1度ありました。その時は家も同じ沿線と言うこともあって、お互いよく行き来もしていました。 |
とてもかけがいのない友人でこんなTさんを友人に持てたことに誇りに思っています。 |
昨年、夫が亡くなった時には埼玉の自宅へ娘と招待していただき、ご主人の手料理で、もてなしていただきました。 |
その後、6月には北海道と東北へ連れて行ってもらいました。Tさんと娘と私の3人旅で、途中ハプニング等もありましたが楽しい心に残る旅でした。(Tさんの娘さんは留学中) |
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今年の1月Tさんがに奈良に来られた時に夫のお墓参に一緒に行ってもらいました。 |
そのTさんが今、入院をされています。私に何か出来ることがあればと思っています。 |
ゆっくりと元気になって欲しいと祈るばかりです。 |
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平成13年12月記 |
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