介護の仕方を知りたくて久方ぶりに訪れました。学んだ事をもっと早く知っておれば、親たちの介護に役立てられたのにと、残念にも思いましたが、これは新しい自分への旅立ちとして捉え、また自分が介護をしていただく立場に、いずれなる時がやって来る、その時に介護してくださる方がし易い様に、今の自分のこの心を、とどめておきたいと思っております。
 「パソコンの目的」

  社内にコンピューターが導入されて以来、すべて機械に管理されているような気がして、全くコンピューターに関心を示さない人もいましたが、私は出来ることならこの仕組みを知りたいものだと思って居りました。

 このセンターで学ぶことが出来ることを知り、入門し、今懸命にパソコンと格闘しております。この私の苦戦振りを後輩達が見つけたならば、きっと手をたたいて喜ぶでしよう。

何事も始めは巧く行かぬもの、慣れれば物事はそれぞれ自分のものとして、身につくだろうと思っております。
 手元にあるもろもろの資料を、パソコンに入力しながら少しずつ整理するのが、私の目的で、どのように入力するべきか、今その方法を模索しております。

いかに使い勝手よくするか。これが大きな鍵になり、工夫しながら見出すことが出来たなら、私にとって、自分史を書き上げたに等しいのです。

「和裁の時間」
  和箪笥は母の思い出がいっぱいで、仕事にかまけて長い間閉ざしたままでしたが、着物を着てみたらと言われて、引き出しを開けてびっくり「たとうし」に染みが入り、人並みに中年太りで身幅が合わず、これは総て縫い直しをしなければならないと心に決めて、和裁を教えて頂けるところを探している時に、ここ社会保険センターの講座を見つけた時のうれしさは、えもいわれぬものでした。
  パソコンの講座と同じ教室で、水曜日の夜運針から始まり、基礎縫い、襦袢、ゆかた、長じゅばん、帯、単物と縫い進んでおります。机をあわせて向かい合わせに座り、お鏝、へらだい、鏝台を前に縫い進む方は、ゆかたを縫っていた時に、君に振りたき袖はまだなし、と思わずつぶやくとすらすらと、大海人皇子の返歌を読みながら、にっこり顔をあげて下さったのには、驚きと思いの通じたうれしさは、語り様が有りませんでした。お互いに目を見合わせて、楽しく笑ったために、他の方の視線を受けて、先生も「どうしたの、楽しそうですね」とおっしやられて、二人とも我にかえりました。しかし、この会話以来困ったときも、かけことばでつぶやくと、必ず答えが返ってくる大切な友となり、水曜日の和裁の時間が楽しく通っております。

10年計画をたてて、手元の材料を縫い上げて、これを着こなすことが楽しみです。基礎が終わって今は、それぞれの材料を習っているために、袷、コート、単物、袋帯、綿入などの縫い方、柄あわせを学ぶことが出来るために、個人で習うよりもこの和裁の時間は、有意義です。

 これから、どのように縫い進むかと計画をたてることが、まず大切だと今その計画表図を考えております。お正月の楽しみで大きな宿題になりました。
 宇治の明恵上人の蹄跡の如く、午年にちなんで日々描きつづける生活が私の自分史に色を添えてくれます。