チャレンジcup新人戦大会レポート

ボクらは、1月25日(日)チャレンジcupの新人戦に出場しました。
いつもの仲間6名での参加です。(内大会初出場3名)
ボクは、今シーズン初めての参戦です。
なぜ?チャレンジcupの新人戦を選んだのか?て・・
完走できる確率が高いからです。
昨シーズンは、西日本の方の大会に出てたのですが・・・・
出場者のレベルの割りには、難しいコースが多かったのです。(スポタカcupや氷ノ山の大会など)
だから、楽しく、かつ完走もできる、初心者にやさしい大会を選びました。

今回の新人戦のコースは、と言うと、
五竜のファミリーゲレンデです。
カストロプラザから見えてるメインゲレンデです。
ただし、できるだけ上部ですが・・・
でも普段は、こんな所(斜度の緩いところ)にコブなどできるの?て感じです。
でも、メインゲレンデだけあり、アピール度は高いです。
コースも立派にできてます。
ラインは、当日に出場選手で造りました。人工コブです。
エアー台は、1つです。大きさも手頃なものです。
馬鹿でかいエアー台を作る大会やコースもありますが・・・・・・初心者には・・・
コースは、2本で。レッドコースとブルーコースがあります。
ブルーコースは、コースの真ん中付近にエアー台があります。
レッドコースは、スタートして、1/3(コースの)行った所にエアー台があります。
どちらを選ぶかは、選手個人の判断です。(案外これがポイントです。)

今回の新人戦の出場選手は、と言うと、
120名(男子)のモーグル大好き人間達のようです。
レベルは、かなり幅が広いです。
ボクらの仲間(やなぎ君)でモーグル歴2ヶ月、スキー歴1年と言うのもありです!!
上手い人では、常連組のような人もかなりいます。
綺麗なヘリを決めるすごい人もいます。(1人じゃないんだよな!これが・・・)
10名くらいのグループから、
ひとりで、来ているゾ!!と言う人まで
色々な人が集まっています。
また、このような場では、必ず知り合いに出会います。(過去にキャンプなどで知り合ったとか・・・)
また、このような場では、必ず知り合いができるものです。(自分から話しかければ!!!)
ボクも久しぶりに会った人がいました。
みんな、なかなかモーグルから抜けられないようです。

大会当日!!晴れ!!
最高の大会日和です。
車で寝ていたボクらにとっては、すがすがしすぎる朝です。
コースの視察に行くと、コースが埋まっている。
・・・・昨日は大雪だった。
・・・・昨日も実は大会があった。
・・・・ボクらは、47で遊んでた。(練習かな?)
受付を済ますと、コースをみんなで踏み、それからラインを造ります。
30人位で一斉に、ジャンプターンのトレインです。
一発で、コースの出来上がりです。
しかし!!このコース、やけに詰まってない・・・・
コブの間隔がやけに狭いような・・・・
このコースは、緩斜面です。
緩斜面だからスピードを出す
スピードを出そうと思えば、板を横に振らない。
板を横に振らないから、すごいラインのコブに。
且つ、ジャンプターンで造ったラインの間隔はかなりせまい。
スピードを出すと間隔がせまいラインに合わない。
だから暴走する。
暴走するから、ラインがよけいにまっすぐになる。
こうなると、板を振ってのスピードコントロールは、しにくくなる。
ボクのテクニックでは、確実に暴走・・・・
簡単な方程式が、インスペの前に理解できてしまった!!

インスペ1本目、まずはブルーコースへ!(エアー台コースセンター)
コントロールスピードから、エアー台へ、スプレッド!!
自分で言うのも・・・でかいスプレッドだ!!完璧だ!!
ランディング後・・・・・大暴走!!
ほとんど真っ直ぐ残り半分を滑る!!(やばし!!)
2本目は、ランディングの事を考えて、腹8分目スプレッド!!
でも、やはり暴走ぎみ・・・・・(いや暴走です・・これは、完璧に・・・)
まいった・・・・
ブルーコースをあきらめたボクは、
インスペ3本目にして、レッドコースへ、
これが最後のインスペになりそうだ!!
レッドコースのポイントは、暴走するとコースの2/3を捨てることになる。
仲間のアドバイスで、エアーをスプからダッフィーに!!
ボクの場合ダッフィーの方が、ランディングが良いらしい。
最後のインスペ、小さくダッフィー。
ランディング後、ラインに入れる。やった!!
でも最後4〜5ターンは暴走。でもこれなら、先が見えた。
ここで、気付く。
レッドコースは、エアー台が手前にあるため、ブルーコースよりもエアー着地地点が上部にある。
(当然か・・・・)
そのためレッドコースは、着地地点の斜度がブルーコースよりも若干急である。
と言うことは、急な分、みんなランディング後、板を少し振り気味にしている。
と言うことは、ボクでもまだ、コントロールやりやすい状態にある。のでは・・・
ほっ!として大会本番を向かえる。

ボクは、75番スタートだ。
でも男子としては、30番目くらいかな?
早く、スタート地点に上がらなければ・・・・
ここで、ボクの作戦は、
エアー台が近いから、板をできるだけ縦に振って全開で、
エアー台手前でコントロール、
エアーは、8分目ダッフィーをする。
しかし、引き足だけは、要チェック!!必ず板の表面はジャッジに見せる。
ランディング後、歯を食いしばりエッジをかます。
コントロールスピードにしてから、スパートをかける。
そして、ガッツポーズでゴールエリアに飛び込む。
完璧だ・・・・・・・・

夢はこの辺にして、現実は!!
スタートは、心臓バクバクものだ!!
この瞬間が、たまらない!!
久しぶりに出会った仲間が、グループで”やんや!やんや!”と声援をしてくれる。
3・2・1・ゴーの合図とともに・・・・
ランディングまでは、シナリオ通りだ!!
でもランディング後、歯を食いしばりきれない・・・・・
何とか、3つ、4つラインに合わせる。
しかし、コントロールが・・・・だんだん加速する自分に・・・・
気合い一発で止まらない、
一応、ターンのまねごとなどをしながら・・・
気が付くと、ガッツポーズどころか、肩を落としてゴールエリアだ!!
現実を思い知らされた。
結果は・・・・・・

            (暴走を始めた時のボクのターン)

ボクらの仲間では、
73番スタート”ノリチャン”
モーグル歴2年目、昨シーズンは散々だったけれど!!
今回は、ブルーコースで、コース中央のエアー台までは完璧だ!!
エアーもツイスプのダブルを決める。
しかし、ランディング後暴走、かつゴール直前(2m位手前)で転倒!!
やってしもた!状態から起きあがり、ガッツポーズでゴール
転けなければ、タイム点もっと出たぞ!
83位だ

            (ノリチャンのツイスプ、綺麗に振るツイスター)
76番スタート”ホッピー”
ノリチャンとボクの滑りを見てからのスタートだ!!
完璧にコントロールされたターンで滑る。
(そら前2人が暴走なら・・・・)
コースは、ブルーコースだ、エアー台までは、長い。
エアーはスプレッドだ!!
でもコントロールしすぎかな?
ゴールまで完璧に滑る。
ターン点は、仲間内で最高!でも・・・
53位だ

            (ホッピーのコントロールされたターン)
117番スタート”テッちゃん”
ボクは、ビデオカメラのレンズを通しての観戦だ。
レッドコースを選択だ(ボクと同じ)
むちゃくちゃ、ターンが良い。
(ボク、テッの滑りは好きです。ボクにないものを持っている。)
レンズに映し出される光景に見とれてしまう。
エアーもBigスプレッドだ!!高いぞこれは!!
ランディング後も、細かいターンをかます。
”これは、予選通ったぞ”と言った瞬間から暴走・・・・
”押さえろ、押さえろ”の歓声・・・
予選15位通過!!(大会初出場にして)

            (テッのランディング後の綺麗なターン)
120番スタート”ワッタン”
ワッタンもテッの後ろをよく滑っているので、ターンの質は同じ物がある。
これも期待か?!
しかし!!エアー台までに2回もちょんぼだ!!
(ブルーコースは、エアー台まで長い・・・)
暴走気味で、エアーを飛ぶ!
ランディング後も暴走だ!!
でもタイムは!!ペースセッターを上回る!!
72位だ

ブービースタート”やなぎくん”
スキー歴1年、モーグル歴2ヶ月
しかし!トランポリンでのエアー練習は完璧。
そして、この初出場の大会でも見せてくれました。
Bigコザック!!
ランディングは、転倒して板を外したけれど!!
歓声は1番だった。
彼のエアーに対するものは、天性のものなのか?
ボクはこれから10年練習しても、あんなエアーは飛べないと思う。
エアーのできる奴て、一発目からできる。(完成度はともかくとして)
ボクは、自分にないものを持つ、やなぎくんをうらやましく思う。
今回は115位だったけれど、
来年この大会にいっしょに出たら並ばれているだろう。
再来年なら、もう余裕で負けているだろう。
そう思う、32才になるボク。やなぎくんは、21才である。

仲間みんなの滑りが終わり、少し遅めの昼飯だ。
何とも言えない開放感が全身を覆う。
昼飯の時、
無口になる奴・・・・・
言い訳する奴・・・・・
やけにしゃべる奴・・・・
それぞれの大会参戦が終わった。
テッちゃんだけ決勝に残ったかも知れないから・・・・
そわそわ・・・そわそわ・・・・
その他の者は、無責任に無茶苦茶言う!!

              (テッのでかいスプレッド)

大会終了後の閉会式。
場所は、カストロプラザ内のレストラン
主催者の挨拶で、”モーグルは、90%以上リカバリーのスポーツだから・・・”
        ”暴走しても、コントロールする技術を・・・・・”
まるで、ボクのことを言われている様に感じながら・・・
最後にリザルトが配られる!!
まるで、通信簿をもらう小学生の気分だ。
一番ケツから、自分の名を探す。
あれ?・・・・ない・ない
なんと!23番と言う予想もしない高順位だ?
不思議?
ボクは、自分の滑った後、無口な奴になっていた・・・
自分の思ってた滑りは、まったくできなかった。
リザルトを見ながら・帰りの車の中でも・・・??????
家に戻り、ビデオで自分の滑りを見て、若干納得。
ボクの人生と滑りは同じだ!!
ごまかすのが、なんて上手なんだ・・・・
暴走したと思った、半分は上手くごまかしている!!

大会とは!?・・・・
毎日の社会生活からの逃避。
何かの緊張感・充実感を求め。
自分の生きていると言う証を求め。



リザルト抜粋
            ターン   エアー   スピード  計      順位
知り合いの小野さん   9.76  4.20  5.12  19.08    3(決勝)
知り合いの渡辺さん   9.16  4.50  5.27  18.93    5(決勝)
初出場のテッちゃん   7.75  1.76  5.25  14.76   15(決勝)
ボク          7.97  2.26  5.24  15.47   23(予選)
ホッピー        8.41  1.00  3.72  13.13   53(予選)
初出場のワッタン    3.76  1.50  6.08  11.34   72(予選)
ノリチャン       5.31  2.50  2.68  10.49   83(予選)
やなぎくん       2.03  1.50  0.00   3.53  115(予選)