着せ替え紀子先生

☆美術室☆

こんな感じで・・・どうかしら？？
少しは様になってる？

あ・・・、頭が動くから
おしゃべりしちゃ駄目なのかしら・・・。
大丈夫？じゃあリラックスしたいから
少しお話しましょう。

ねぇ、先生のどこからデッサンを始めるの？
顔？・・・それとも身体全体？？
今ね、貴方の視線・・・・
髪の毛の辺りかしら。違う？
あら、恥ずかしがらなくていいのに。
奇麗に描いてくれるなら、どこを見ても
先生、許してあげるわよ。

・・・って、もう。露骨に胸を見ないのっ。
見ちゃ駄目じゃないけれど
そんなにジッと観察されると
やっぱり恥ずかしいわ・・・・・。
グラマーに描いてくれたら嬉しいけど・・・。

ふふ、視線がお尻の辺りをさまよってるわよ。
ドキドキしてるのかしら？
先生も少し緊張しちゃうな。
女性が一番気にしてる所だもの・・・・。

え？奇麗？？
貴方が見てるのは・・・脚の事ね。
そうね、スカートの時は見えるから
お手入れには気を使ってるわ。
でも、学生時代に少し水泳をしてたし
教師は立ち仕事だから、ふくらはぎに
筋肉付いちゃってるでしょ？？

貴方って、健康的な人が好きなのかしら。
あら、顔が赤いわよ。
図星だったようね・・・でも
魅惑的って言われるより
健康的に美しいって言われる方が
先生、嬉しいわ・・・・。

あら、ごめんなさい。話し込んじゃって。
出来たみたいね。見せてもらってもいいかしら？

まぁ・・・・
とっても上手じゃない！

でも、先生こんなに奇麗じゃないわよ。
ちょっと理想が入り過ぎちゃってるのかな？？
ううん、駄目じゃなくて、少し気恥ずかしいの。
だって先生、こんなに魅力的じゃないでしょ・・・・。

え？もっと私の魅力を描いてみたいって？？
・・・・魅力的なポーズを、ねぇ・・・・。
まだ時間はあるようだし・・・そんなに熱心に言われるなら、先生も頑張ってみようかしら。
ええ！いいわ。でも、この絵より下手だったら、モデルさんは怒って帰ってしまいますからね。

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