女教師紀子・第二十六章「あとがき」



第二十六章、ご覧いただきありがとうございました。(^^)
お楽しみいただけたでしょうか??

さても、今回も策謀と偶然とが重なって、紀子先生は官能の奈落に陥ってしまった訳ですが
上手くストーリーが作者の思惑通りに軟着陸するには、この「偶然」の要素が必要になります。
いや、「偶然」なくしてストーリー自体進まない事だって考えられるんです。(^^;)

例えば、恋愛物語の出会いの基本「ボーイミーツガール」は偶然抜きには語れないでしょう。
幼なじみと「偶然」高校で出会う・・・街でぶつかった相手と「偶然」職場が一緒・・・
仕事を抜け出したアイドルと「偶然」出会い、別れた後に「偶然」バイト先のTV局で出会う・・・等など。
「偶然」だからこそ「運命的な出会い」と読者も感じ、二人の恋の行く末にドキドキするのです。(^^)

ストーリーにリアリズムを与える為には、偶然の逆「必然」が効果的ですが
だからと言って、偶然を廃して必然ばかり追求していくと
その物語は先の読める、期待も感動も低いありきたりで退屈な作品になってしまいます。
元々、創作された物語は「嘘を固めたエンターテイメント」であるのですから
必然に固められた現実世界と違うのが当然、「偶然」が物語のスパイスになってくれるのです。


そんな中で、官能小説は一般小説以上に「偶然」抜きには語れないジャンルなのですが
「偶然」を多用するとストーリーが膨らむ反面、リアリズムが乏しくなって
読者の感情移入を妨げる結果をもたらす危険性もあったりします。例えば・・・。

電車の中で「偶然」スカートのホックが外れた女性。
身動き出来ない車内には彼女を助ける人は「偶然」いなくて、痴漢が彼女を襲います!
声を上げ周囲に助けを求める彼女。でも「偶然」、車内には痴漢しか乗っていなかったのです!!
痴漢の集団を相手に辱められ汚され続ける彼女の乗る電車は
「偶然」にも次の駅に止まるまで、凌辱者達が一通りのプレイを済ませるまで走り続けます。
ようやく次の駅に止まり、精液塗れで解放された彼女は「偶然」
老婆でもなく、デブでブスでもなく、絶世の美人な上に集団レイプに悦びを感じていて
車内の男ども全員は法の下に罰せられず、妻や子、恋人や親と離縁することもなく
次の「偶然」を求めて電車に乗りこむのでした・・・。(^^;)

嗚呼っ、なんて書き易くてチープなストーリーなんでしょう!
こんなので良いのなら、誰もがエロゲーのシナリオライターとして飯を食っていけるでしょう。(^^)

いや・・・たまーに、こんな「偶然」作品を堂々とゲームにして売りに出す所も・・・。(以下自主規制)

つ、つまりですね。
第二十六章でも「偶然」のスパイスの使い方に苦労されられたと言いたかったのです。(^^;)
紀子先生自身、一也に下着を差し出すタイミングとして
バレる危険性の少ない、校舎から人気の消える放課後を選んでいるのですから
股間を曝した先生が教室に辿り着くまでに、入れ替わり立ち代り生徒と出会って
その度に何度も発情する・・・なんて、美味し過ぎる展開は当初から望めませんでした。
期待されていた方には、ゴメンなさい・・・。(^^;)
私も期待して試案を書いてみましたが、「偶然」の多重債務に無理があって断念しました。

そんなこんな「調理法」を駆使して完成した今章の「偶然」に見える部分も
前章と合わせて読んでいただければ、「必然」にも思えてくるかと思いますので
お時間がありましたら読み返していただければ幸いです。(^^)



さて、次章「教師として女として」(実は仮題・・・)では、今章を踏まえた新しい展開が期待できそうです。
あとは、作者の手綱に紀子先生が上手く踊ってくれるかどうか・・・。
さらに、時間と気力が揃うかどうか・・・余計なアイディアを思い付いて寄り道しないか・・・等など
更新自体、「偶然」が支配してしまいそうです。(おおっ、上手くまとまった!?)(^^;)











「女教師紀子」第二十六章への感想をお聞かせ下さい


読中の興奮度はどれくらいでしたか?

枯れ果てて  痛いほどに  適度の疲労感  前菜には  萎え萎え


ストーリーとしての面白さは?

絶賛!  面白かった  満足  物足りない  出直せ!


今後の紀子先生に望まれる事は??

もっと虐めて!  この調子で  もっとラブコメに☆


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