女教師・紀子




 第二十八章:後悔の記憶(後編)



扉を開けた先は廊下のはずだった。だけど私にはそう見えていない。
自分が受け持つクラスの教壇、そして教卓が真っ先に視界に入ってくるっ。
思わず立ち止まる。その先を見つめる。そして驚愕してしまう!

「やめてっ!」

そこでは女教師が同じ学校の校務員の男とセックスをしていた。
彼女は上半身を教卓の上に投げ出して、男に剥き出しの尻を差し出している。
初老の男は股間から伸びた男性器の先を女教師の秘部にあてがって押し込んだ!
悲鳴に似た声が上がる! だけど甲高いその声には艷やかな官能が込められていた。

「やめてっ!」

野太い男性器を根本まで飲み込んだ女教師の股から淫らな蜜が滴り落ちいてる。
巨根をねじ込まれながら教卓の上で彼女は髪を振り乱して身悶えた。
そして凶器とも言える男性器がリズム良く打ち込まれていくっ!
静かな教室内に女教師の淫声が響き、肉と肉とがぶつかり合う音が繰り返されるっ。
女教師は身体を前に突っ張られると足を踏ん張って深い挿入に耐えた。
男性器を打ち込まれる度に溢れ出す彼女の蜜は揺れる教卓の下に飛び散って床を濡らしている。

「やめてぇぇ!」

そして…。そんな激しいセックスを見つめる存在がもう一人現れる!
揺れる教卓の中からこの学校の男子生徒が顔を覗かせた。
立ったままの後背位で二人が繋がっている場所を見つめてオナニーを始めていた。
それに気付いた女教師はやめるよう懇願するが、彼女の声はすぐに淫らな喘ぎに打ち消させるっ。
本意ではないセックスを間近で見つめられながらも、彼の視線に女教師は更に発情していくっ!


「や め て っ……!」


昨日の教室での光景を見つめながら呟く。


「そんなセックス…。こんな場所でっ!」



身体の奥から熱い興奮がザワザワと湧き出してきた。
それを両手で抱え込んで拒絶するっ。

「もう嫌なの。もうこんなことっ!」

すると教室内の過去の情事に思わず声を上げた私に、一斉に視線が向けられる!!
それまで行儀よく椅子に座って静かにホームルームの開始を待っていたクラスの教え子が
突然甲高く声を上げた担任教師に一斉に顔を向けたの!

「みんなも見ないでっ! こんな先生っ、お願いだから見ないでっ!」

でも生徒たちには教卓での情事は見えていない。
いきなり声を張り上げる担任教師を怪訝そうに見つめてくる。
担任教師を心配している瞳が集まってくるっ。
その瞳に怯えているとどんどん強く見つめられていくっ。
そんな中、自分にはまだ情事の続きが見えていて女教師は絶頂へと昇り詰めようとしていた。

「あっあっ…。ダメよっ、イッちゃダメ!」

クラス全員に見られながらイクなんて!
憎しみしか感じていない相手にセックスを半ば強要されているのにイこうとしてるなんて!
教卓に押し付けられて無理やりにオチン○ンを突き入れられながら
自分からも爪先立ちでお尻を高く掲げて受け止めてるっ。
国崎さんのオチン○ンを膣の奥まで受け入れてるっ!

「ぁぁ…ぁぁ…ぁぁぁ!」

担任教師の異変にクラスの生徒の一人が立ち上がった。すぐに二人目も立ち上がる。
教室の扉の前で身体を硬直させている私に何人か心配そうに声を掛けてくる。
『先生っ?』『先生どうしたんですか?』『紀子先生??』
その瞳が、声が、昨日の自分に届いていく!
国崎さんにイカされようとしている担任教師に届いて彼女の理性を砕いたのっ。


『出してっ!このままっ。
 みんなが見てる前で、このまま出して紀子をイカせてぇぇーーーッ!』



私が見つめる昨日の自分は、セックスで絶頂を与えようとしている男ではなくて
教室に並んで座る教え子たちに向けて叫んでいた。
そこへオチン○ンを根本まで深くねじ込んだ男の射精が襲う!
巨根に押し広げられた膣内に憎むべき初老の男の精液が注がれるっ!

「ああっ、ああっ、ああああーーーッ」

見つめる私からも乾いた喘ぎが溢れ出して、足から力が抜けその場に膝をついて座り込むっ。
すぐにクラスの半数以上の生徒が駆け寄ってきて担任教師を取り囲む!
集まった生徒たちの足の間から、情事で果てて教卓の横に崩れ落ちている昨日の自分がまだ見えている。
そこに教卓の中に隠れて激しい情事を間近で見つめていた陸上部の宇佐美くんが現れる。
彼の股間には勃起したオチン○ンが剥き出しのままそそり立っている。

「いやよ…。そんな…。やめて…」

私が校務員の男のセックスフレンドだと理解しても、彼はオスの本能で剥き出しのオチン○ンを私に向けた。
そして手でオチン○ンをしごいて国語教師に向かって射精する!
膣の中に注ぎ込まれた青臭い精液を今度は顔に浴びせられ、その濃さと臭いを直接感じさせられた!

「むりよ…。みんなのをなんて…。せんせいには……」

集まった生徒たちの股間も間近に見えている。
夏用の薄手のズボンの向こう側には宇佐美くんと同じ青い性欲が隠されている。
それを感じると強い強迫観念が襲ってくるっ。
この子たちの性欲までも強く感じてしまう!

「そんなの…。もう求めないで…」

取り囲む生徒の向こうで、同じように生徒の股間を見つめる自分がいた。
射精を終えて萎んでいくオチン○ンをじっと見つめながら身体を揺らしている。
彼女の両手は股間に差し入れられていた。
小さく肩が揺れると身体が震えて掠れた声が上がる。

目が閉じられ、口が開いて舌が差し出された。
すぐにそこにオチン○ンの先があてがわれ、女教師の唇の中へと飲み込まれていくっ。
尿道の中に残った精液が吸い出されて彼女の喉を下っていく。
唇から唾液を溢れ出させながら女教師は頭を前後に揺すって生徒に口腔奉仕するっ。
精液を中出しされた股間をいじりながら彼女は彼にもセックスを求めていくっ。


「そうよ。そうだったんだわ。わたし…あの子ともっ…宇佐美くんともっ!」


昨日のことは全て覚えていたはずなのに、国崎さんとの後にも宇佐美くんともセックスしていたと言うのっ?!





「田辺先生? やっと全てを思い出されたようですね?」
「五十嵐先生っ?」

保健室の扉の前にいた彼女がいつの間にかベッドの端に腰掛けていた。
倒れた原因を思い出して戦慄している私に手を伸ばして髪の毛を撫でてくる。
そして、問診で得た話から医師としての推論を語り始めたの。

「思春期男子の激しい性欲が田辺先生を蝕んでいたのです。
 先生もセックスパートナーが不在で異性の性欲に敏感になっていました。
 オナニーを繰り返しても完全に満たされることはありませんでした…。
 そんな中、今朝のような出来事が起きてしまいます。
 性欲を抱えたままホームルームで生徒たちから視線を一斉に浴びた時
 田辺先生は生徒たちから求愛されたようにお感じになったのではありませんか?
 自分を見つめる多くの目に、自分の身体を求める強い意志を感じられて
 一斉に襲われる妄想に取り憑かれてパニックを起こされたのではないでしょうか?」

静かに、そして丁寧に語りかけてくる五十嵐先生の言葉と、髪を撫でる優しい手付きに
私は少しだけ心を休めることが出来た。
でも、その言葉には続きがあったの。

「そんな推論を多くの医師がするでしょう。でも私は原因はそれだけではないと考えています。」
「せ、先生? なにをっ?」

髪を撫でていた指先がスッと耳の裏側へと滑り込んでくるっ。
ゾクッと身体が震えて思わず声を上げる。


「思った通り、直接的な刺激にも感じやすい身体なのね。
 こんな身体、オナニーだけで満足出来ないはずよ?
 セックスの悦びを知っているのなら無意識に求めてしまうでしょう?
 毎日のように出会い、見つめ合って、意識している相手とのセックス。
 先生が求めなくても彼らの方から求めてきます。
 田辺先生は彼らの前で少しだけ気を許していればいい。
 性欲に突き動かされた相手は、それだけで簡単に教師と生徒の一線を越え来ます。
 また社会的な責任を感じられない子たちは簡単にスイッチが入ってしまうものなのです。
 例え相手が教師であっても性欲の衝動には抗えないのですよ?」


五十嵐先生の指先が耳の裏側から首筋へと下りていく。
髪をかき分けて、うなじの産毛を逆撫でして刺激してくるっ。
生徒に求愛されている状況を作り出そうとしているの?
教師も性欲の衝動に抗えないって実践してみせているのっ?


「こんなこと、止めてくださいっ」
「生徒たちにも同じことをおっしゃったのかしら?」
「言ってませんっ。迫られてませんっ」
「私は見つめられただけで強迫観念を感じられたのではないと考えています」
「どういうことですか…」
「見つめられて求められる先のことをリアリティを持って想像されたのだと」
「言ってることがわかりませんっ」


「では、遠慮なく申し上げますと
 田辺先生は過去に、この学校の生徒の数人とセックスされてますよね?」


遠回しに語っていた五十嵐先生が遠慮なく言い放ってくる!

「数人と複数回。学校内でセックスを繰り返しておられているのでは?
 ホームルームで多くの生徒から見つめられ、教室内でのセックスを思い出して。
 クラス全員からの求愛、そして全員とのセックスを強くイメージされたのでしょう?」

そう言うと五十嵐先生は身体を投げ出してきた!
シーツの上で身体を縮めている私の上に覆いかぶさって来るっ。


「イヤ…ッッ!」

思わず声を上げるっ。
だけどその感情は、五十嵐先生から淫らなことをされる警戒感ではなかったの。
その声は昨日の私が上げた声…。
フェラチオ奉仕をしながらオナニーをしていても上げてしまった僅かに残った理性の声。
オチン○ンを口から引き抜かれて教室の床に押し倒された時の声!

「やめて…ェェ」

身体は淫らな刺激で満たされたいと願っていて抵抗なんて出来ない。
言葉だけで弱々しく最後の懇願を宇佐美くんにする…。


「とても魅力的です。扇情的な表情をなさるのね。
 同性の私でも本気で愛したくなります。イジメたくなります。
 まして思春期の生徒たちがこんな先生を見て自制出来る訳がありません」
「ぁぁぁ、いやっ…!」

覆い被さってきた五十嵐先生は私の身体を抱き締めて来るっ。 だけどその手で身体を愛撫することはなかったの。
ただ身体を重ねて腰を振って、セックスしているかのように振る舞っている。

「止めて下さいっ…。本当にやめてっ!」

でも先生は私を犯しているかのような動きを止めない。
先生のブラが私の乳房を擦り、ショーツを穿いたまま先生の股間が私の股間を擦るけど
それは強い刺激にはなっていない。
五十嵐先生の行為は、私に生徒とのセックスを思い出させる為の疑似行為に思えてきた。

「私にペニスが生えていたら、もっと深くで田辺先生と繋がれるのですけど」

五十嵐先生は上半身を起こして私の膝の裏に手を差し入れて股間を大きく広げた!
そして陰毛の茂みを生やす剥き出しの恥丘に自分の股間を押し付けるっ。

「ああっ!!」

もちろん挿入感なんてないわ。
だけど二人の股間が重なり合って、それを感じて見せられて甲高く叫んでしまっていた。



「生えていたら根本まで入っているわね。私のペニスが先生のヴァギナに」
「ああっ、ああっ、そんなの止めて…。しないでぇぇぇ」

生えていないオチン○ンをグリグリとねじ込むように腰を振ると、五十嵐先生はそれを始める!
オチン○ンを抽送するかのように前後に腰を振って自分の股間を打ち付けてくる!

「いやっ、いやぁぁぁーーーッ!!」

昨日の宇佐美くんとの情事が鮮明に蘇ってくるっ。
本当は彼とはセックスしたくはなかったの。
彼からの求愛を諦めさせる為に憎い相手に抱かれるくらいに。

ただ謝りたかっただけ…。
想いを寄せる相手に他の男とあんなセックスを見せられたら傷付かない訳がない。
その心を癒やしてあげたかっただけなのに…。


射精されたオチン○ンを見つめて、フェラチオでその気持を伝えていく内に
蘇ってくる彼の性欲を感じた私は、演技ではなく果てたすぐ後なのに彼のオチン○ンも愛しく感じてしまうっ。
謝罪の行為が本気の興奮にまた変わっていくっ。
私を散々玩んで来た男の前で、また淫らな恥を晒してしまうっ。

「あっ! あっ! はぁ! ダメぇ!!」

そうよ。宇佐美くんもこうして犯してきたの!
私を教室の床に押し倒してクンニをして国語教師から淫らな声を気引き出すと
唾液にまみれた剥き出しのオチン○ンで責めてくるっ!

「ああッ…! はァーーーァァん!!」

股間を強く押し付けられグリグリ擦られて声が出てしまうっ。
オチン○ンを根本まで突き入れられて濃い陰毛でクリトリスを刺激されて身悶えるっ。



「とてもいい声ね、田辺先生」
『すごくいやらしいよっ。紀子先生っ!』

二人の声が重なって聞こえるっ。宇佐美くんだけでなく五十嵐先生もひどく興奮していた。

「そんなっ。わたしっ!」
「もうヴァギナはぐちょぐちょよ? 気持ちいいのでしょう?」
『そんなにいいの? 僕のチ○ポ、あの人のよりいいっ?』

「そんなの言えないっ…。言えないけどっ!」
「クリトリスも充血させて、とても卑猥な光景よ?」
『先生のオマ○コが美味しそうに僕のを咥えてるっ!』

「ぁぁぁ…。あああ…。こんなのっ。もうこんなセックスなんて!」
「でも感じてしまうのでしょう? 拒絶できないのでしょう?」
『僕があいつの代わりになるから! 僕がもっと先生を愛するからっ!』


女医の先生の前で、他のクラスの生徒の前で発情していく…させられてしまう!
でもどうしてこんなに気持ちいいのっ?
辱められてても、求められてても、こんなにいいの! 抱かれたら抗えないっ。

乳首もオマ○コもっ、ちょっと触れられるだけで全身が震えるっ。
こんなセックス、あの子に抱かれてからよっ?
彼氏との愛情に満ちたセックスでは得られなかった快楽を教え子から教えられて
その興奮を別の生徒に伝えているんだわっ。
剥き出しの性欲を遠慮なくぶつけ合って擦り合わせて互いに高めていくセックスを
あの子から学んでこうして伝えているっ…。私を求めてくれるみんなに!



『紀子先生はどうされたいの?』



腰の動きが止まって声をかけられる。
私は一瞬その声の主が誰かわからなくて顔を上げた。
そこには五十嵐先生が見つめて微笑んでいる。


「わたしは……」


両手を上に伸ばす。
彼女の首の後に回して引き寄せる。
そして初めて私は同性と大人のキスをした。

「はンっ…。ンンンっ、ンンっ。はぁぁぁっ」

それはルージュの香りを感じる以外、異性とのキスと変わらなかった。
唇と唇を重ねて擦り合わせ、舌を突き出して絡め合うっ…。
混じり合った唾液が口から溢れて糸のように滴り落ちても続ける。

「こうして欲しいのね? 紀子先生は」

唇を離すと五十嵐先生は身体を起こして私の身体を抱き上げて正対させる。
座位の体位のように向き合い見つめ合って、乳房をいじってくるっ。

「ああああっ!! いいっ、気持ちいいですっっ!」

乳首を優しく摘まれてこね回されて真実の声を上げるっ。
見つめて興奮を伝えると、またキスを交わして舌で互いを抱擁するっ。

それは昨日経験したことだった。
私は座位を望んで彼と向き合う。
彼と繋がったまま乳首を責められ身悶えるっ。
身長の差でキスは出来なかったけれど、彼の頭を抱き寄せて髪の匂いを嗅ぎながら腰を振っていたわ!
国崎さんの前で。冷ややかに見つめられている中で!


「生徒たちともこんなセックスをしていたのね?」
「ァァァ、はい…。こんな風にっ」

「自分から?」
「い、いいえ」

「求められてしまって?」
「はい……」

「だけど、本当はいけないことだわ。教師が生徒とセックスするなんて」
「わかっていますっ。わかってるけどっ」

「でも止められなくなるのでしょう?」
「はいっ」

「教師としても女としても慕われて求められるのは嬉しいことですからね」
「そうなのっ、嬉しくて! 嬉しくて!」


そして昨日の宇佐美くんは自分から教室の床に仰向けに寝そべっていた。
私も五十嵐先生にそうするよう求める。

「こうしていたんです…。昨日、生徒と自分の教室でっ!」

宇佐美くんの腰にまたがる代わりにオチン○ンの生えていない五十嵐先生の太ももに股間を押し付けるっ。


「こうして、わたしっ…。あの子とセックスを! またセックスしちゃう!
 それが嫌だったから別の人とのセックスを見せつけて諦めさせたのにっ…。
 なのに彼はオチン○ンをあんなにして求めてきちゃう!
 セックスでイッたばかりなのに、性欲を見せつけられて、興奮して…。
 またしたくなっちゃう! 今度は生徒と。何度も後悔しているのにまた、最後は自分から!」


押し付けられた五十嵐先生の股間よりも確かな刺激が剥き出しのオマ○コに伝わってきた!

「はぁぁぁーーーーアン!!」

溢れ出す愛液を先生のストッキングに押し付けて全身を震わせるっ。
肌よりも摩擦のあるストッキングにオマ○コが擦られてたまらない!!
その刺激を求めて何度も擦るっ。喘いじゃう!

その姿を五十嵐先生が見つめていた。
先生の白い頬も赤く染まって疑似セックスに悶える女教師に興奮している。
股間に貼り付いたショーツに大きな濡れ染みが広がっている。
きっと私のだけじゃない潤いが染み出しているんだわ。


「恥ずかしいのに、いけないことなのに気持ちがいいのっ! 君とのセックス!
 だから先生、止められないっっ!
 君がこんなに見つめてるのに、先生の方から腰を振ってしまうわっ!
 こんないやらしいセックスを教室でしてしまう!!
 君とは今日が初めてなのにっ! 先生のいやらしい性欲を見せちゃうーーっ!」


宇佐美くんを、五十嵐先生を見つめて身体を揺らす。
揺れる乳房に視線が集まる! 身体の奥で興奮が燃え盛って濡れた股間を何度も擦り付けた。

「でも私は貴方を、性欲にはしたない教師だとは思いませんよ?
 性欲も性癖も人それぞれ。だからこそカップルがパートナーが生まれるのです。
 いつか田辺先生のような女性を、一時的な快楽としてではなく求める人も現れるでしょう」

「でも、それまでに紀子先生がそんな性欲を生徒たちの前で隠したいのなら
 協力しますよ? 指導して差し上げます」

「あっ! あっ! それいいっ、いいです!もっと!」

五十嵐先生がベッドのスプリングを利用して下から太ももを突き上げてくるっ!
私の腰の動きに合わせてリズミカルに刺激を増幅させてくるっ。

「ああン! ああーーーーンッ!」

先生のストッキングが私の蜜でベトベトに濡れるっ。
先生の蜜もショーツの上に広がっていくっ。
こんな私に興奮してくれているっ。認めてくれているっ。
そんな先生なら本当に私を導いてくれるの? こんな姿を生徒の前で晒さなくて済まなくなるの?


「あああ、イキそう…。本当にイキそうなんですっ!」


五十嵐先生を見つめる。すると微笑んでくれる。
小さく頷いて許しを与えてくれた。


「カーテンも扉も開いているのにっ。全裸なのにっ。
 イッちゃう…。昨日のようにイッちゃうわ!
 今度は保健室でっ。セックスじゃないのにこんなに感じながらっ!」

「だってもう君たちとセックスしたくないからっ。後悔したくないのっ。
 求められて、嬉しくなって、愛されるのって好き!! だけどっ…。
 君たちは生徒で、私は教師だからっ。だからもうセックスしたらいけないのよ!」

「オナニーで我慢して…。先生も我慢するからっ。
 先生のいやらしい姿をいっぱい想像していいからっ。何度も出していいからっ。
 授業中にオチン○ンいじってもいいからっ。出したくなったらいつでも出していいからっ」

「だからもう先生とセックスしないで! オチン○ンを入れないで!!
 先生を困らせないで! 君たちからの想いで先生をいやらしい女にさせないで!!
 先生を先生でいさせてっ。君たちの前ではずっといい先生でいさせてェェーーッ!」


五十嵐先生の瞳、宇佐美くんの瞳…。そして多くの生徒たちからの視線を感じながら果てるっ。
セックスではなくても凄く昂ぶったまま絶頂まで駆け上がるっ。

身体が軽くなって五十嵐先生の上に覆い被さると五十嵐先生の静かな声が聞こえて来た。


「見た目に反してとても厄介な患者さんね…」

小さく溜息を付いている。

「でもその方が治療のし甲斐はあるわね。上手く行っても、行かなくても……」

そして嬉しそうな声…。


その言葉がどんな意味を持つのか想像出来ないまま、私は再び深い眠りに落ちていった。



<第二十八章:後悔の記憶(後編)・終>





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近日公開です。(^^;)



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