■ 第2回 ■ 年下の男たち 「あ、紹介するわ。 斉藤くんに西田くん。 さっきホテルのロビーで見つけたの。 まだピチピチの大学生よんっ」 「見つけたって・・・」 湯船に首まで浸かって身体を隠してる私と違って、和美は彼らの横で堂々と裸体をさらしてる。 わざとなのか、多分わざとなんだろうけど、身体を揺らして二人の視線を胸元に引き付けてる。 揺れる乳房と湯船の中の私とを交互に見ながら大学生の男子たちは鼻の下を伸ばしたままだ。 「ついでに説明すると、ここね、混浴。 混浴露天風呂。 結構有名で、入ってくるお客はアレ目当てでしかないとかあるとか、まぁそんな所なのよ」 不審げな私の顔を見て説明してくれたのは嬉しいけれど、いとも簡単に重要なことを後付けでサラリと言い放ってくれなくてもいいじゃない。 そう言う事は真っ先に言っておくことでしょ! 「俺、和美さんに立候補していいっすか?」 最初に私たちに声を掛けてきた彼が和美の肩に手を回して抱き寄せた。 「そうね。 こう言うのは早い者勝ちね」 元から気のある和美も彼の胸元にしな垂れかかる。 「じゃあ、僕は女先生で」 余り物扱いされてムカつくより前に、タオルを巻いた股間がもっこり膨らんでるのを見て後ずさった。 この人やる気満々じゃない?! しかも、こんなとこでっ。 「斉藤、がんばれよー」 「紀子はこう見えても経験はそこそこあるから、若さでガンガン責めても構わないから」 すっかり恋人気分の二人は無責任に彼を煽る。 「風俗の経験のほうが多いけど、美人の先生だったら頑張れるから」 ほらほら、ますますやる気出してタオルのテントも立派に立てちゃうし! 「えっ、ちょっと・・・和美っ」 そして私の心配をよそに二人は背を向ける。 まさかホントに私たちを二人きりにするんじゃないでしょうね?! 置き去りにされたら・・・私、今、何も身に着けていないのよっ。 「ん? 見せ合いっコの方がいい?? だけど和美は見当違いをして立ち止まる。 そして西田という青年の股間に手を乗せタオルの上から指を這わせた。 「大胆だなあ和美さん・・・。 でも、あぁぁ・・・気持ちいいっす。 和美さんの指」 彼もまた恥らいなくタオルを持ち上げてる股間を和美の指に押し付けるっ。 「ほんと?? あたしも嬉しいわ・・・」 和美の声が上ずってる。 お返しとばかりに彼の右手は和美の胸をまさぐっていた。 たわわに揺れる乳房を持ち上げてこね回す・・・。 頬が紅潮してきて年下の青年の愛撫に本気で感じ始めているよう。 「ま、待ってよ・・・私、そんなつもりで言ったんじゃ・・・」 目の前で始めてしまった二人に気を取られて、私はもう一人の存在を忘れてしまっていた。 突然、すぐ耳元で彼の声を耳にして1メートル程飛びのいてしまう。 「僕らもしませんか? 紀子さん」 まだ腰にタオルは巻いてはいるけれど、それが用を成さないくらい彼の男性器は猛々しく直立してしまってるっ。 「なにを言ってるのっ。 初対面で、こんなとこで・・・っ」 根本的なことが言えてないのは激しく動揺してしまっていたから。 だからなのか、和美たちの行為を見せられて興奮してる彼はそれくらいの説得では諦めてくれない。 「教師の仕事ってストレスが溜まるって聞くけど、紀子さんはどうなの??」 自分の欲望を正当化しようとして妙な理屈を口にし始める。 「一日中立ち仕事で、大勢の生徒のことを気遣って、授業の準備や学校行事で休む間もなくて、彼氏が出来ても会える時間が取れなくてすれ違いで・・・。 溜まっちゃうんだよね? ストレスと性欲」 和美の馬鹿が何を吹き込んだのか知らないけれど、この人、本気でそう思っているみたい。 どこか哀れんだ表情を浮かべて湯船で身を固くしてる私を見つめてるの。 自分ならそんな寂しい思いはさせない! 強く抱きしめて愛を注いでやる! なんてつもりでいるのかしら? そんなこと・・・言われなくてもわかってるわよっ。 ストレスや性欲、溜めながらも頑張ってるんじゃない! 真面目な子、私を慕ってくれる子、問題を起こして困らせる子、みんな大好きよ。 好きだから自分の時間も割いて指導してあげられるの。 女性として無性に甘い恋愛に浸りたい時だってあるわ。 あるけれど・・・それは、自分の幸せを優先することになる。 教室で、校内で、休日の町中で、あの子達が私に教えを求めてくるなら応えたい! だから、彼氏は・・・今は自分の右手だけでもいい。 いいと思ってる。 本当に・・・。 「やだ、本気でしたくなって来ちゃった・・・」 露天風呂の岩場に座って胸をまさぐられていた和美は、情熱的なキスを終えると立ち上がる。 「紀子、ごめん。 やっぱり見られてると落ち着かないから」 彼のの手を取って誘う。 「いっぱいしたいから、ねっ、君の部屋に行こっ」 仲良く手をつないで二人で立ち込める湯気の中へと消えていく。 そして残されたのは、怯える私とその気な彼・・・。 「下手かもしれないけど、頑張るからさ。 紀子さんの好きなのでしてあげるから。 だから僕らも・・・いいでしょ? 紀子さん達の部屋・・・いや、ここでだって紀子さんを満足させてあげるよっ」 私の方を向くと彼は腰のタオルを外して見せた。 赤黒い、成人した男性器が勃起してそそり立ってるっ。 そんなに大きくはないけれど、すごく力強くてたくましい・・・。 「紀子さん・・・いや、先生も見せてよ。 とっても綺麗な肌だよね。 おっぱいもきっと素敵だろうね。 紀子先生の裸・・・生徒のみんなは知らないんだろ? でも、きっとみんな想像はしてるよ。 だってこんなに魅力的なんだもの。 見られてるだけでこんなにガチガチに勃つくらい魅力的な女性なんだから」 口説き文句も目の前で直立して揺れる男性器のせいで半分も耳に入らない。 だけど彼は少しずつ近づいて自分勝手な愛情を語り私を求めようとした。 「いいでしょ?? 先生だってその気があってここに来たんでしょ? 混浴露天風呂だもの、きっとどこかで今もカップルがセックスしてる。 だから、男に抱かれたくて・・・これが欲しくなって和美さんに誘われたんでしょ?」 目の前にまで迫った彼に私は強く首を振る。 「違うわっ、私は知らなくてっ・・・本当に、そんなつもりは全然なくって」 逃げ場所はもうなかったの。 背中に岩のゴツゴツした感触が当たる。 彼は逃げられない私の目の前で仁王立ちして股間を見せ付けた。 血管が浮き出たペニスがビクビクっと震えて異性を求めてるっ。 亀頭の先の割れ目が薄っすらと開いて透明な汁さえあふれさせてるっ。 私を求めて・・・私の子宮に自身の精を注ぎ込もうと! 「つもりはなくても、欲しいんでしょ? そんな目で僕のチ○ポ見つめてるんだから!」 うそっ! そんな気は・・・ない、ないわ! ないはず・・・なのに・・・っ。 |