6BM8 プッシュプル ステレオアンプ


 
             真空管アンプの3作目。
今回作成のアンプは 6BM8 を4本使ったプッシュプルアンプです
前回までのプリント基板配線と違い ラグ板による手配線です。
基本設計、パーツは 藤本 伸一 氏 (70年代に初歩のラジオ等の
製作記事を担当されていた方) のホームーページから KIT として
分けて頂きました。
  ケースの自作、一部パーツの変更以外は出来るだけオリジナルに
近く作成しました。

産業廃棄物になろうとしていたパンチングメタル、
通気口も多く、メタルなのでかなり頑丈なシャーシ
になりそう。
パーツのレイアウトを決めて金属加工開始。
 シャーシ加工を終わりトランス類、真空管ソケッ
 ト等のパーツを取り付けます。
 ソケットの向きに注意が必要です。
 トランス類は反対にした時に傷が付かない様に
 保護が必要です。 

正面側の様子、
ソケットの間はボリュームのシャフトです。
背面の様子、
入力端子、スピーカー端子、電源スイッチ、
スイッチは電源ラインを前に引き回すのを嫌い、
後ろに配置しました。




                 配線の様子です
AC点火のヒータ線は十分に撚っておきます、CR類にはエンパイアチューブを
被せておきました。
一点アースのポイントは入力端子の横、スズメッキ線で引き回しました。
 自己流なものですので良いアドバイスがあれば教えてください。


 B電源まわりの配線 真空管ソケットまわりの配線

完成品の背後からの眺め 完成品の正面からの眺め、
シャーシのサイドウッドはトールペイントで仕上げ
てもらいました。

真空管 6BM8 ってどんな球
6BM8は電圧増幅用の3極管と電力増幅用の5極管が一つのバルブ内
に収められている複合管で、シングル出力なら一本でパワーアンプができ
る便利な真空管です。 
KIT製品ではEL−KITのTU-870と言う製品などがあり安価で簡単な製品の
割りに評判が良いようです。
 でもシングルアンプだと出力は約3.5Wとやや物足りない感じがある。や
はりパワーは大きい方がいい。そこでプッシュプル構成として、出力10W 
程度の出る 今回の製作となりました。。

本来、テレビ用の球らしいですが音も良くホーム・ステレオセットによく使わ
れた様ですね。


音の感触
スピーカーに接続して無信号状態でフルヴォリュームにしても全くハム、
ノイズは皆無です。 自己満足、、、、、、、、、
 中高域のきれいな伸び、そして 6L6シングルよりパワーがあるせい
か低域がしっかりとしています。
 我が家ではヴォリュームが12時位で十分過ぎる音量です。
BILL EVANS の PORTRAIT IN JAZZ のアナログ盤がお気に入り。
      



6BM8ppパワーアンプ定格表 

使用真空管 6BM8×4 
最大出力 10W+10W 
入力電圧 0.7V 
出力インピーダンス 8Ω 
歪率 0.5%以下 
重量 約6.0kg 

回路図、動作説明などは 藤本氏のHPに詳しく説明されております
のでそちらをご覧ください。
おともだちリンクのページにリンク先は載せておきました。

トップへ
トップへ
戻る
戻る