1.さてORCAですが、結論から申しますと、使う気になりません。
2.理由1;LINUXでしか動作しません。 COBOL言語のプログラミングで作られています。
これは後のメンテが大変です。 LINUXのコンピューターが壊れたら近所の電気店では入手出来ません。
ORCAがインストール出来てLINUXが動くマシンを入手する事が素人には困難です。
コンピューターはいつかは壊れるということを念頭に置かねばなりません。そしてそれは突如起こります。
理由2;LINUXのコンピューターが余分に必要になります。
一般開業医のスペースを考えると、じゃまになります。
ノートPCも考えられますが、ORCAにかなうLINUXが動くマシンは容易く入手出来ません。
理由3;ORCAと電子カルテのリンクはそう簡単では有りません。
おそらく、小医療機関という企業ベースでは、採算に合いません。
それ程LINUXがやっかいです。
プリンターを動かすコマンドが掲載されていますが、
このプリンターのドライバーでは、どのプリンターも動くわけでは有りません。
もちろん細かいプリンター設定が出来るとは思えません。
LINUXのドライバーはほとんど公開されていませんから(もちろん他の周辺機器も同じです。)
MOやCDRを動かすのは、プログラミングが必要になります。
理由4;ORCAを継続出来る保証が有りません。
現状が持続するなら、ユーザーが少ないとおもはれます。その様な状態は業者も採算に合わないとおもはれます。
日本医師会がORCAグループに乗せられているように思います。
理由5;ホームページにオルカのインストールされたマシンを、
有償レンタルとあります。フリーソフトがそんな事をするのは、あまり無いのが普通です。
一般には使用は自由で、責任はユーザー持ちです。
医師会が提供したとしても商業の臭いがします。 一部の方を除いてLINUXは業者に依頼しないとメンテは出来ません。
医師会は業者に頼らなくても作動するORCAを提供してこそ……が本筋のように感じます。
それなら少しの有償ならユーザーも納得するでしょう。
理由6;Windowsはプログラミングのしやすさを考えると、絶対避けて通れない関門です。
それを無視したLINUXのORCAは考え物です。
理由7;COBOL言語は電子カルテの様なソフトにマッチしないと考えるます。被近代的言語と云うべきかも……
一度使ってデーターをWindowsや他のOSに移す事は素人には出来ません。
保険制度のロジックが変わったとき、再プログラミングも困難を伴うはずです。
現在の時点で若いプログラマーのうちどれだけの人がCOBOL言語を操れるのでしょうか?
多いとは思いにくいのです。
初期から全てWindowsだけで動くように設計しておくのが、
妥当かつ無難、経済的手法と思いますし継続性もありそうです。
ORCAがWindowsのFullバージョンでフリーソフトになるなら、betterですが、
過去の遺産を利用しての文言がホームページに在りますが、
今直ぐWindowsに移し近代的言語で再プログラミングしなければ何時出来るの?
折角のプロジェクトが他のソフトに取って代わられてからではもう誰も利用しない事になりませんか?
理由8;WINDOWSとLINUXのマシンの維持費を考えた場合LINUXソフトORCAが無料で在っても
WINDOWSの方が長い目で見ると安い。WINDOWSがこの世から消えLINUXが生き残るは、考え違いと思います。
現状を見るとその逆と考えるべきです。
それ程Windowsが普及し普遍化してしまいましたので、メーカーが倒産しても引き継ぐ誰かが現れると考えます。
3.以上が私が出した結論です。
4.国民健康保険のロジックも都道府県で異なっているようですが
ORCAが全ての都道府県のロジックに対応しているとは思えません。
5.保険制度の整備がレセプトの電算処理には必要の様です。
言い換えれば厚生省と医師会の態勢が、電算処理に対して認識不足と考えるべきです。
体裁だけと云う印象です。