A15-3 偶感(西郷 南洲)


	[読み下し文]

	幾たびか 辛酸を 歴て 志 始めて 堅し

丈夫は 玉砕 するも 甎全を 愧ず

吾家の 遺法 人 知るや 否や
児孫の 為に 美田を 買わず
[吟符及び音階] いくたびか しんさんを へて こころざし はじめて かたし 2'3'二番 3'53' 53'3五番 6 376二十五番 3'3十番 じょうぶは ぎょくさい するも せんぜんを はず 21五の二番 23 23六番 3'5十九番 3'3一番 わがやの いほう ひと しるや いなや 37三十三番 765五の三番 23 37二十五番 3'3十番 じそんの ために びでんを かわず 21五の二番 23六番 3'5十九番 23一番 上記吟法は、関西吟詩文化協会指定の音階及び譜名に もとづき、池田先生が菖黎風工夫を加えたものです。 しかし、転載や誤字・誤植はすべて私の責に帰します