A17-3 月照 墓前 の 作(西郷 南洲)


	[読み下し文]

	
相 約して 淵に 投ず 後先 無し

豈 図らんや 波上 再生の 縁

頭を 回らせば 十有余年の 夢

空しく 幽明を 隔てて 墓前に 哭す
[吟符及び音階] あいやくして ふちに とうず こうせん なし 2'3'3二番 3'5 2'3'3五番 36二十五番 3'3十番 あに はからんや はじょう さいせいの えん 21 乙21五の二番 23十二番 77三十一番 3'3一番 こうべを めぐらせば じゅう ゆう よねんの ゆめ 37 37三十二番 2 3 376二十五番 23十番 むなしく ゆうめいを へだてて ぼぜんに こくす 乙1五の二番 23 23'3六番 3'5十九番 23一番 上記吟法は、関西吟詩文化協会指定の音階及び譜名に もとづき、池田先生が菖黎風工夫を加えたものです。 しかし、転載や誤字・誤植はすべて私の責に帰します