A2-3 漢江(杜 牧)

	[読み下し文]

	溶溶 漾漾として 白鴎 飛び
	緑浄く 春 深くして 好く 衣を 染む
	南去北来 人 自ら 老い
	夕陽 長く 送る 釣船の 帰るを


	[吟符及び音階]

	ようよう    ようようと  して    はくおう    とび
	2'3'二番     3765        3'3五番  36二十五番  23十番

	みどり きよく    はる   ふかくして   よく      ころもを     そむ
	21     21五の二番  3'3     3'3八番      3'3九番    乙5二十三番   3'3一番

	なんきょ ほくらい    ひと  おのずから   おい
	37        37三十二番   23    376二十五番   3'3十番

	せきよう    ながく  おくる    ちょうせんの    かえるを
	乙1五の二番   3'3     23十一番   3776二十五番     3'3一番


	上記吟法は、関西吟詩文化協会指定の音階及び譜名に
	もとづき、池田先生が菖黎風工夫を加えたものです。
	しかし、転載や誤字・誤植はすべて私の責に帰します。